NBAのシーズンオフの話題は豊富ということで、何個かオフシーズンの話題を紹介してきました。
前回ミネソタ・ティンバーウルブスで起きた、ジミー・バトラーのトレード要求を紹介しました。

今回はこにトレード要求事件の続きで、チーム内のゴタゴタを簡単に紹介していきたいと思います。

SNSで繰り広げられるドロドロ劇

ジミー・バトラーがトレード要求が明るみに出てから、SNSでの煽り合いが、当人同士以外で始まります。

まずは、バトラーがディフェンスの意識や取り組みが低すぎて不満に思っているウィギンスの兄貴からです。
この兄貴が、バトラートレード要求のニュースのツイートをハレルヤ!とリツイート。
やったぜ!!!って感じでリツイートしたという感じです。

それに対して、バトラーはインスタグラムで、ディフェンスのトレーニングを映し、こちらも「Hallelujah. Keep that same energy」と発言。
エネルギーキープしろよ。ってことですが、ディフェンストレーニングとハレルヤと言っている事から、ウィギンス相手に対して、そのエネルギーをディフェンスに当てろよみたいな意味ですかね。
ウィギンスのディフェンスは悪いと言われていますからね。

煽りあいはこれで終わるかと思えば、なぜか元NBA選手のスティーブン・ジャクソンも参戦。
詳しく説明すると長くなるので簡単に説明すると、SNSでジャクソンがウィギンスを茶化しながらディスる。

そうするとウィギンスは、「終わった奴がうるせぇ!大した選手でもなかったくせに!」
ジャクソンはそれに対して「てめぇ言うこと言ったんだから、俺と会った時もその態度変えるなよ!会う時が楽しみだわ!」
ボコボコにしてやるぞという意図dしょうか。

このSNS上のバトルは、元NBA選手で現メンフィス・グリズリーズのアシスタントコーチのスタックハウスが仲裁に入り、ジャクソンに連絡して事を収めた顛末です。
現代社会らしい、SNSでのドロドロな展開でした。

ウィギンスに大した選手でもなかったと言われたジャクソンの名誉の為に説明すると、ジャクソンはNBAキャリア14年でキャリア平均15得点の一流選手です。NBAで14年もやれるのは凄いです。

チーム上層部の意見もバラバラ

バトラーのトレード要求に対してのチーム上層部の意見もバラバラで意思統一が出来ていない状態で、GMとジボドーHCは、バトラーはすぐにトレードしないと言って、トレード要求明るみに出てからも、説得していきたいようでオファーも断っていたようです。

しかしオーナーはオーナーで、この状況を改善したいからバトラートレードする!GMに断られてもこっちに連絡して。
ともうチーム内部はひっちゃかめっちゃな状態にまで陥っています。

そしてチームの顔の1人であるタウンズ。
新シーズンが契約最終年ですが、バトラーのトレードがどうなるかハッキリするまで、延長契約のサインはしません!というスタンスをとっていました。

しかしオーナーのトレードする発言後、バトラーのトレードは間違いないと思ったのか、5年1億9000万ドルで契約延長にサインしました。

本当にチーム内バラバラなんだなと思った契約延長でした。

バトラーのトレードはいつになる。

もうチーム状態ボロボロのミネソタ。
キャンプ不参加となっているバトラーの移籍先希望は3チーム
・ロサンゼルス・クリッパーズ
・ニューヨーク・ニックス
・ニュージャージー・ネッツ
大都市の3チーム。
大都市に行きたいというより、新シーズン後にMAX契約オファーしてくれるキャップに余裕のある3チームですね。

トレードは間違いないですが、もう開幕直前です。
希望チームではありませんでしたが、マイアミ・ヒートとのトレードが決まりつつあるという報道がありましたが、ミネソタ側がトレード内容に改定案を出し、トレード話が崩壊するかもしれないという情報もあります。
ミネソタもバトラー獲得の際に、若手を多く放出してるので、安っぽい内容で成立はないでしょう。

そんなこんなで開幕直前になってもチームに顔を出してなかったバトラーでしたが、遂に10/10にチーム練習に参加したようです。
が、そに練習の時に『俺が必要なんだろ!俺がいなきゃ勝てないんだろ!』叫んだり、ヘッドコーチやチームメイト攻撃的な言葉を浴びせていたと言われています。
なかなかのチーム状態ですね。

バトラーのトレードは開幕前に成立するのか。
シーズン中のトレードとなるのでしょうか。
どちらにせよバトラーがチームを去ることは確実です。
バトラー退団後、ミネソタがどうなるのか。

タウンズとウィギンスはNBAトップクラスの年俸となっています。
バトラーが抜ければ個人成績は上がると思いますが、チーム成績が昨シーズン以下になるようであれば、批判が集中しそうです。

昨シーズン中はこれから期待できるチーム。数年後にはファイナルも夢じゃないかもと思っていましたが、夢に終わりそうです。

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