干し野菜とは

干し野菜とは、その名のとおり干した野菜の事です。
干し野菜は元々、保存が難しい生野菜を長期保存できる状態に加工する為に考えられた
昔の人間の知恵が生んだ保存技術の一つでした。
スーパーで売られている切干大根や干し椎茸も干し野菜の一種です。
近年、野菜を干す事で発生する干し野菜の効果や効能が注目され、
美容や健康に意識の高い方々の間でちょっとしたブームになっています。
干し野菜にする事で野菜の水分が抜けて腐りにくくなります。
大量の野菜が一度に手に入った、野菜が少し余ってしまったけど直ぐには使えそうもないなど、干し野菜にする事で面積も小さくなるので、野菜がコンパクトになり保存場所にも困りません。
生野菜ではまとめ買いは出来ませんけど、干し野菜に出来るなら話は別で、
安い時に野菜のまとめ買いも出来るようになります。

栄養価が高くなる

干し野菜には様々なメリットがありますが、最も注目したいのは、栄養価が高まることです。
天日干しで干し野菜にする事で、野菜に含まれるビタミンD・ビタミンB群・カルシウム・鉄分・ナイアシンが多くなる事が報告されています。
ビタミンDには、骨を強くしたり風邪の予防が出来たり、さらに腸からのカルシウム吸収を促す働きがあります。ビタミンDが不足すると、実はいくらカルシウムを摂っても吸収されないそうです。
ビタミンDは、一般的には魚に多く含まれていると言われますが、干し野菜にすることで野菜の中でビタミンDが生成されます。
ちなみに、ヒトが日光浴をすることでもビタミンDが生成されるそうです。紫外線を浴びることで生成に繋がるそうなので、野菜にも日光浴をさせてあげることでビタミンDが増えるようです。

旨味が凝縮される

干すことで野菜の青臭さが抜けて、甘みが増します。野菜を干すと甘くなるのは、水分が抜けて味が凝縮するためです。
また干すことで野菜が温められ、酵素が活性化してうまみ成分が生成されることが考えられるようです。
例えば野菜に含まれる酵素のアミラーゼは、天日によって活性化され、でんぷんを分解し、ぶどう糖や麦芽糖などの糖を作ります。さらに歯ざわりもよくなるので、風味も増して、より美味しく感じられます。

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