南米では定番のマテ茶とは
先日終わったワールドカップ。
テレビの特番などで、南米のチームや選手の特集をしている時に、マテ茶とはいう言葉をよく聞きました。
名前は知っていましたが、飲んだ事もなかったので気になったので調べてみました。
マテ茶とは
南米のアルゼンチン、パラグアイ、ブラジル、ウルグアイ等を原産とするイェルバ・マテの葉や小枝を乾燥させた茶葉に、水または湯を注ぎ成分を浸出した飲料です。
ビタミンやミネラルの含有量が極めて高く、「飲むサラダ」とも言われている。このため、コーヒーや茶と同様の嗜好品ではあるが、野菜の栽培が困難な南米の一部の地域では単なる嗜好品の枠を超え、重要な栄養摂取源の一つとなっています。
マテ茶の種類
日本茶に緑茶とほうじ茶があるように、マテ茶の茶葉にも種類があるので紹介します。
①グリーン・マテ(緑マテ茶)
収穫した葉は24時間以内に葉に直火をあて表面にひび割れを起こさせ、20%脱水をし、1日位おいて乾燥させ水分率を5~6%にします。
それを1cm角位に粉砕する。さらに、味と香を高める為に約一年間貯蔵して熟成させます。
熟成したマテの葉を更に細かくし、異物の選別した後、品質、味、産地、大きさなど消費目的によりブレンドして商品化します。
多少の青臭みと強い苦味を持つ。
②ロースト・マテ(黒マテ茶)グリーンマテ茶をさらに焙煎したとのです。
味わいはロースト焙煎により青臭みが消え、香ばしい風味が付加される。ローストした茶葉は水出し用に利用されることが多い。
焙煎された事により、グリーンマテ茶より成分の含有量が減ってはしまいます。
マテ茶の魅力
「飲むサラダ」と言われるように、ポリフェノールのひとつであるフラボノイドを多く含み、緑黄色野菜不足の方に特にお勧めです。緑茶と同じ感覚で抵抗なく、私たち日本人の味覚にしっかりフィットしています。
南米の神秘の世界にひと時の魔法のように誘ってくれる魅惑の飲み物です。
ちなみに、アルゼンチン、パラグアイではグリーンタイプ、ブラジルではローストタイプが飲まれています。
どちらがお口に合うか試してみてはいかかでしょうか。
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