夏バテ予防

身体が疲れてくるのは活性酸素が原因と言われています。活性酸素が体内の細胞にダメージを与えることで疲労を感じさせ、更には運動能力を低下させていきますが、その活性酸素を減らしてくれるのがゴーヤに多く含まれているビタミンCの抗酸化作用です。
体内の活性酸素は、紫外線を浴びることで増えていきます。すると、体内では増えすぎた活性酸素を減らそうと、ビタミンCがいつもより多く消費されてしまうのです。
そこで、ビタミンCたっぷりのゴーヤを食べることで不足分を補い、更に抗酸化作用の働きを活発にして夏バテや疲労感を軽減させるというわけです。
そのため、沖縄県では昔から「ゴーヤは夏バテに効く」と言われているそうです。

生活習慣病予防

ゴーヤーの苦味成分モモルデシンやチャランチンなどには活性酸素の生成を抑制する働き=抗酸化作用やコレステロール低下作用があります。そのほかにβ-カロテンやビタミンCなどの抗酸化作用があるビタミン類、毛細血管を丈夫にして血液循環を良くする働きがあるフラボノイド類のククルビタシンなどを含むため、相乗して血液をサラサラにする働きがあると考えられています。
加えてモルデシンは肝臓の中性脂肪を減少させることで肝機能を高める働きやコレステロール低減作用があるとされていますし、ゴーヤにはナトリウム排出に役立つカリウムも豊富に含まれていますから、これら成分と相乗して高血圧・動脈硬化・血栓など生活習慣病予防に役立つと考えられています。沖縄では古くから「ゴーヤの苦味は血液を浄化し、血圧を安定させる」と言われていたそうです。

胃を元気に

ゴーヤの苦み成分、モモルデシンには胃の働きを活発にしてくれる効果があります。胃液の分泌を促し、食べ過ぎによる消化不良や胃もたれを緩和してくれるそうです。
また、ゴーヤには身体を冷やす効果もあるので、暑くて食欲がない日にはゴーヤを食べることで食欲増進効果が得られます。
ただし、美味しいからといって食べ過ぎると胃酸が出すぎてしまい、逆に胃痛を起こす原因となってしまいます。特に、生で食べると苦い成分が抜けず、胃に大きな負担を掛けることになってしまうので注意しましょう。

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