大人と子供で「鼻血」の出る原因が違う?

「鼻血」は大人よりも子供の方が出る確率が高く、出る原因は大人と子供では異なることが多いそうです。それぞれの鼻血の原因について見てみましょう。

大人の場合

大人の場合、ストレスや疲れが原因のことが多いようです。仕事などで日々のストレスが溜まっている状態が続くと、鼻の中の毛細血管が切れやすくなるため、鼻血が出ることがあります。また、ストレスなどが原因で起こる自律神経失調症という病気を患うことによっても鼻血が出やすい状態になります。

寝不足の場合には朝に鼻血を出すことが多いです。寝不足は疲れが解消しにくい体になってしまいますので規則正しい生活を心がけることが大切です。

また、鼻血が出る原因に「乾燥」もあります。特に冬場など空気が乾燥している季節は、鼻の粘膜も乾燥します。鼻の粘膜が乾燥すると、くしゃみや鼻水が出やすくなり、鼻粘膜が刺激を受ける機会が増えるため、鼻粘膜が傷つき鼻血が出やすい状態になります。

加えて、過度の飲酒や、ヘビースモーカーの人は血圧や体温に急激な変化が加わりやすいため、鼻の毛細血管が切れやすくなり鼻血が出やすいそうです。

子供の場合

子供は季節の変わり目や台風が接近する機会が多い時期などに鼻血が出やすくなるそうで、大人と比べ体が未発達なため、気温や湿度などの急激な変化により熱を出したり、血圧が上がりやすくなります。その結果、体がについていけず鼻血が出ます。

また、風邪で熱が出たり、鼻水が出ても鼻血を出します。特に体温調節機能が未熟な赤ちゃんや幼児などが出やすいです。

そして、なんといっても子供は鼻をほじってしまうことがあります。その鼻をほじったときに、鼻の中の粘膜を傷つけてしまうと当然のことながら鼻血が出ます。この場合、傷が完治する前にまた鼻をほじってしまう可能性が高く、鼻血を繰り返す原因になります。

他にも、チョコレートに含まれるカフェインによって体が刺激を受け鼻血が出ます。カフェインには、血圧を上昇させる作用があるため刺激の元となります。コーヒーや紅茶などにもカフェインは多く含まれるものや、塩分の摂りすぎも血圧が急激に高くなるため鼻血が出る原因になります。

アレルギーも一つの原因としてあげられます。大きく分けてハウスダストなどが原因の「通年性アレルギー」と花粉などが原因の「季節性アレルギー」の2種類があり、アレルギー性鼻炎になると鼻の内側で炎症が起こり、大人よりも鼻の粘膜が弱い子供は、粘膜が傷つきやすく血管が破れやすいため鼻血が出ます。

「鼻血」が出た時の対処法

「鼻血」は日常で突然出てくることが多いですが、上を向いて止める方はいませんか?実はその方法は血が喉の方へ流れていき、喉や胃の中で流れた血が固まり窒息などの危険性があるんです。正しい鼻血の止め方と病気やケガが原因で起こる鼻血の対処法を知っておきましょう!

<鼻血を止める方法>
1.鼻の穴にガーゼやコットンなどを詰める
2.小鼻をつまむ
3.少しうつむき「考える人のポーズ」をする
4.そのまま15分間待つ

鼻血の原因が一時的なものであれば、この方法を使うことで鼻血は止まります。

鼻血が出る部位はほとんどの場合がキーゼルバッハ部位と言われ、このキーゼルバッハ部位である小鼻の辺りを指で押さえて圧迫することで毛細血管を圧迫でき止血につながります。また、うつむきの体勢のため血が喉へ流れる心配もないそうです。

病気やケガが原因の「鼻血」は侮らず、病院へ!

病気やケガが原因で起こる「鼻血」は上記の方法では止めることができません。原因によっては出血量が大量であったり、1時間以上出血が長引く場合があるため、病気やケガが原因で起こる鼻血の場合は、病院で診てもらうことをオススメします。その際、鼻血以外の体の異変などがないかを事前にチェックをして病院で伝えることで、鼻血が少しでも早く止血することにつながるでしょう。

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