10代や20代にも増えている?!「はしか」とは

「はしか(麻しん)」は、麻しんウイルスによって引き起こされる急性熱性発疹性疾患で、ウイルスによって、皮膚を中心に症状が起こる感染症です。冬の終わりから春にかけて患者数が増加します。

乳児期後半から学童期の子どもに多い疾患でしたが、乳幼児期に予防接種を受けていない子どもが増えたために、近年は感染者の増加が問題になっているそうで、特に10~20代での感染が多くなっているそうです。原因の一つは、ワクチンの本来の接種回数が守られていないことと、「はしか」にかかる子どもが減ってきたために子ども時代に「はしか」の免疫を得る機会が減ったことと考えられています。はしかに対する免疫がないために、一人感染者がでると大きな流行となってしまうそうです。

はしかウイルスに感染している人のせきやくしゃみ、鼻水などによって感染者からウイルスが飛び散り、直接飛沫を吸い込んだり、手や肌に触れることで感染します。感染力が強いので、空気中に浮遊しているウイルスを吸い込み空気感染することもあります。「はしか」は感染するとほぼ100%発病すると言われています。

「はしか」の症状

初期には鼻水やくしゃみ、38℃前後の熱など、風邪に似た症状があらわれます。目やにや目の充血をともなうこともあります。次いで口の中の粘膜に、小さい白い斑点が出ます。その後3~4日ほどで熱が下がりますが、約半日後に再び熱があがり、同時に赤く少し盛り上がった発疹が体中にあらわれます。症状は10日~2週間程度でおさまりますが、まれに肺炎や中耳炎などを合併することがあります。大人になってからかかると重症化しやすいといわれていますので、注意が必要です。

「はしか」を予防するには

「はしか」は空気(飛沫核)感染する感染症です。麻しんウイルスの直径は100~250nmであり、飛沫核の状態で空中を浮遊し、それを吸い込むことで感染しますので、マスクを装着しても感染を防ぐことは困難だそうです。麻しんの感染発症を防ぐ唯一の予防手段は、予めワクチンを接種して麻しんに対する免疫を獲得しておくことが大事なんだそうです。

予防接種は決められた期間であれば、国の負担で受けることができます。もし予防接種前に感染している人に接触してしまった時は、すぐに医師に相談しましょう。「はしか」は感染してから症状が出るまでに10~12日程度かかり、その間に適切な治療を受けることで軽症で済む場合があります。

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