栄養価がとても高く、健康食品としてもとても人気！海外ではミラクルフルーツと呼ばれる「プルーン」は、海外では一般的にプラムを乾燥させたものを言うそうですが、日本では果実そのもののことを言うことが多く、生食用として作られている品種は、甘酸っぱいみずみずしさが特徴の果物です。「プルーン」はカスピ海沿岸のコーカサス地方が原産地と言われ、その歴史は古く、紀元前には食べられていたと言われています。日本に入ってきたのは明治初期で、当時は雨に弱くなかなか定着しなかったそうですが、今では品質改良がなされ長野や北海道などで作られています。

「プルーン」には食物繊維もたくさん含まれていて、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類の食物繊維をバランス良く含んでいるため、便秘の予防や改善に高い効果が期待できます。糖尿病のリスクを下げる効果もあり、健康を維持するのにもピッタリです。

不溶性食物繊維は、水に溶けない食物繊維で、便秘の改善に効果的とされています。不溶性食物繊維が胃や腸に入ると水分を吸収し、体内で大きく膨らみます。膨らんだ食物繊維が腸を刺激し、ぜん動運動を活発にしてくれます。この不溶性食物繊維が体内で膨らむことで、便の量を増やしてくれる働きもあります。「プルーン」を取り入れれば、便秘改善の手助けになります。

水溶性食物繊維は水に溶け、硬い便で悩む方にオススメです。便秘の改善に効果があるだけではなく、腸の環境を整えて便秘予防にも役立ちます。お腹や便の調子がいまいちなら、普段の食事にプルーンを加えると良いみたいです。ただ食べ過ぎると下痢になることもあるので、1日2〜3粒程が良いそうです。

「プルーン」は他の果物や野菜に比べて、強い抗酸化作用があることでも知られています。ビタミンEやカロテンに加え、強い抗酸化作用を持つポリフェノール類が多く含まれて、「プルーン」を食べることでシミを防ぎ、美白にも効果的と言われています。体の老化を防ぐのにも効果的です！

貧血予防に効果があるとされている鉄分が「プルーン」には多く含まれています。しかもドライプルーンだと鉄分量は約2倍になるそうです。市販のヨーグルトやミックスジュースにもプルーンはよく使われており、鉄分不足を補う食品としてよく見かけますが、ドライプルーンは手軽に食べられるので、貧血気味の方や生理前後で貧血が気になる女性に特におすすめです。

しかも妊娠前や妊娠中の女性に必要とされている葉酸も豊富で、細胞の分裂やDNAの形成などに関係しているので、胎児に欠かせない成分です。妊娠中の方だけでなく食生活が乱れがちな方にもおすすめです。