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生姜には、ジンゲロールが豊富に含まれています。
ジンゲロールは、生の生姜のスパイシーな辛味のもととなる成分のひとつです。
血管を拡張させて血の巡りをよくすることで、カラダの熱を手足などの末端まで広げ、全身に行き渡らせる効能がある栄養です。
こうした理由から、ジンゲロールは冷え性の改善や、血行不良からくる肩こりや頭痛の改善、血液循環の改善、また、むくみの改善にも効能があります。
また、ジンゲロールには解熱作用や殺菌作用もあり、魚の生臭さを抑えたり、食中毒の予防なども期待できます。

老化防止

ジンゲロールを加熱したり乾燥させたりすることで、変化してできるのがジンゲロンという栄養成分です。
ジンゲロンは生姜の主要な香り成分のひとつで、ジンジャーエールなどの香料にも使用されています。
また、中枢神経を刺激し、エネルギー代謝を促す効能があることで知られています。強力な発汗作用が特徴で、生姜を摂取して身体が熱く感じるのはこれが理由です。
さらに、強い抗酸化作用によって肌や体内組織の老化を予防してくれる点でも注目されている栄養成分です。

痛みをやわらげてくれる

ショウガオールも乾燥・加熱によってジンゲロールが変化することで出来る成分です。ショウガオールは痛みの原因となるプロスタグランジンというホルモンの働きを抑えてくれる作用が分かっています。プロスタグランジンのバランスによって血管が収縮したり、血行不良を起こすことがあります。ショウガオールを摂取してプロスタグランジンを抑えることで血行不良や冷えの改善に繋がると考えられています。
またショウガオールは胃腸の壁を直接刺激することで血流を高め、深部の熱を作り出してくれると言われています。体温自体が低い冷え症の方の場合は加熱した生姜を摂ったほうが良いと言われるのはこのためです。

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