「タケノコ」を食べるのは中国と日本だけ?

「タケノコ」は竹の地下茎から出る若芽で、これを食べるのは世界でも日本と中国だけという食材です。その独特な味わいは、アミノ酸の一種であるチロシンによるもので、カロリーが低く、タンパク質を多く含むため、ダイエットにも良いみたいです。

全国各地で生産され種類も多いため、「タケノコ」の旬の時期にはばらつきがあり、九州などの暖かい地方では11月ごろから収穫が始まり、種類によっては5月ごろまで出荷されるものもあります。最も美味しいと言われる孟宗竹が安く多く出回るのは3月から4月になるため、一般的には春先が旬と認識されていることが多いようです。

便秘対策や高血圧の予防に!

「タケノコ」に含まれるチロシンは、必須アミノ酸ではないものの、神経の伝達に関わる物質をつくったり、代謝をコントロールする甲状腺ホルモンの原料になる大切な物質で、健康な心と体には、欠かすことができません。栄養面から見た場合、特筆すべきは食物繊維が多いことで、量的にはゴボウや大根などの根菜に次ぐ高レベルだそうです。

食物繊維は、それ自体腸内で消化吸収されず、便の量を増やして便通を良くする働きがあり、腸内の老廃物や発ガン物質、動脈硬化の原因になるコレステロールなどの有害物質を吸着し、体外へ排出させることで、広く生活習慣病の予防に効果を発揮します。

また、「タケノコ」にはミネラルのカリウムが多く、こちらは体の過剰な塩分を尿と一緒に出してくれますので、高血圧の予防にも有効です。

煮汁も一緒に!「タケノコ」は煮物で食べるのがオススメ!

腸内環境の改善に働く食物繊維やカリウムが豊富な「タケノコ」は、消化されにくいのが難点のため、特に柔らかく消化しやすい状態にすることが出来る煮物が定番です。

煮物は煮汁も一緒に食べられるので、流出したカリウムも摂取することができます。下茹でするのが基本、また鮮度が大切な食材ですので、購入したらすぐに下処理をしましょう。

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