アンチエイング成分として注目が高まるレスベラトロールとは、一体どのような成分なのかでしょうか?

レスベラトロールとは

「レスベラトロール」は、ブドウなどに含まれるポリフェノールの一種です。ポリフェノールは、植物が光合成をする際につくり出す色素や苦味、渋みなどの成分で、強い抗酸化力を持っているのが特徴です。

レスベラトロールの歴史

レスベラトロールは、1939年に、北海道帝国大学(現北海道大学)の高岡道夫氏によって、有毒植物のバイケイソウから発見されました。

そして1976年には、レスベラトロールが「ファイトアレキシン」の1つとして報告されました。ファイトアレキシンとは、植物が病原菌に感染した際に、自分の身を守るためにつくり出す抗菌性物質のことです。

その後、世界中の研究者によって、「フレンチ・パラドックス」の研究が進められるようになります。フレンチ・パラドックスとは、動物性脂肪の摂り過ぎが動脈硬化を進行させるという事実の中、チーズやバターなどの乳脂肪、肉類、フォアグラなど、動物性脂肪を好んでたくさん食べているフランス人にどういうわけか動脈硬化患者が少なく、心疾患での死亡率も低いという矛盾した状況のことを指します。

1992年にセルジュ・ルノー博士が、「フレンチ・パラドックスは、フランス人が大量に飲む赤ワインが関係しているのではないか」という説を発表すると、研究者たちの間で、赤ワインに含まれるポリフェノールに対する注目が高まりました。

その後、赤ワインに含まれるポリフェノールの中に、レスベラトロールも存在していることが報告され、レスベラトロールこそが、フレンチ・パラドックスの鍵を握るポリフェノールではないかと考えられるようになったのです。

遺伝子を活性化させるってホント!?

レスベラトロールが注目されている理由のひとつに、サーチュイン遺伝子という、いわゆる人体の細胞を活性化させるという研究結果が報告されたことにあります。マウスに投与した実験による成果は出たものの、ヒトの場合は毎日ワインを100本も飲む計算になるなど、レスベラトロールによる細胞活性化は現実的ではない状況です。また、この研究自体に否定的な文献もあるため、レスベラトロールによる遺伝子や細胞への効果は、はっきりとはわかっていないのが現状です。

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