ライチの力
楊貴妃が
妊婦さんに優しい
葉酸含有量は、果物の中でドリアンに次ぎ第2位です。
果物の平均と比較しても、約3倍以上の葉酸を含みます。
国の基準では、妊娠中の女性は通常の2倍の葉酸を摂取することが推奨されています。葉酸には、胎児の成長には欠かせないDNAの合成を促す効能があります。
また、葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれるとおり、赤血球の生成を促して貧血の予防にも役立つ栄養素です。いずれも妊娠中の女性にはとくにうれしいものばかりです。
また、ライチはみずみずしく口当たりもいいため、妊娠中でも食べやすく、出産後の回復食としても優れています。
免疫力アップ
100g中36mgとライチに豊富に含まれるビタミンCは免疫物質(インターフェロン)の生成に必要な成分です。
ビタミンCをしっかり摂ることで免疫力を高めることで風邪予防や免疫過剰反応(アレルギー)予防にもなると考えられています。
ビタミンCは疲労回復にも役立ちますし、ライチは代謝に関わるビタミンB群や、ビタミンB群の仲間のナイアシンなども含まれています。
ナイアシンは約500の酵素の働きを助けると言われていて、タンパク質、脂質、炭水化物の代謝やホルモン合成とも関係しています。不足すると疲れやすくなったり、慢性疲労感、イライラ、気分の落ち込みなどの原因となるとされています。
ライチの適切な補給は肉体・精神の疲労回復や健康維持に役立つと考えられていますし、心身が健康に保たれていることも免疫力低下予防につながるようです。
食べ過ぎに注意
栄養豊富でカラダへの効能も優れているライチですが、食べすぎるとライチ病というものになるそうです。
カラダが熱っぽくなってのぼせてしまったり、吹き出物ができやすくなったりとなるのがライチ病の症状です。
ライチは夏の果物でありながら、血行を促進して身体を温める「熱性」の食材。摂りすぎると発熱したり、ニキビや吹き出物ができやすくなるそうです。
一日の目安は5粒程度にして、食べる前に薄い塩水に漬けておいたり冷蔵庫でしっかり冷やしておくと良いそうです。一日の摂取量を守れば大丈夫です。
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