ポリフェノールの一種であるタンニン

「紅茶」にはポリフェノールの一種である“タンニン”が含まれます。抗酸化作用があり、動脈硬化・老化・免疫機能の低下などを引き起こす活性酸素を取り除く働きがあります。健康面だけでなく、風邪の流行する季節や、美容が気になる方にもうれしい効果が期待できます。

紅茶のタンニンの含有量は、お茶の中では玉露茶に続き、2番目に多い量です。ただ、玉露茶には紅茶の約5倍のカフェインが含まれていると言われているので、カフェインが気になる方や、毎日飲むという方は、紅茶の方がオススメです。

ちなみにタンニンには非ヘム鉄の吸収を低下させてしまう働きがあるため、貧血が気になる方は食事前後に紅茶を飲むのは控えるようにしましょう。

過剰摂取は禁物のカフェイン

「紅茶」に含まれる“カフェイン”には、中枢神経を刺激し、頭をすっきりさせ、眠気を覚ます効果が期待できます。頭をすっきりさせたい午前中や、午後の眠気を覚ましたい時にはぴったりの飲み物です。

ただ、カフェインを過剰摂取すると、めまい、興奮、不眠、下痢、吐き気などの健康被害が起こることも知られています。紅茶のカフェイン含有量は、コーヒーの約半分の量です。コーヒーを同じ杯数飲むよりはカフェインの量は抑えられますが、チョコレートや緑茶など、他の食品にもカフェインは含まれるため、紅茶の飲みすぎには注意が必要です。

また、カフェインに敏感な人は就寝前5~6時間は摂取は控えた方が良いそうなので、紅茶を飲むのは夕方頃までにしましょう。

リラックス効果のあるテアニン

紅茶や緑茶に含まれる“テアニン”という旨味成分には、リラックス効果があると言われています。ただし、テアニンは緑茶のうまみ成分のひとつであり、緑茶の方が含有量は多いそうです。仕事や勉強の合間やティータイムに、ゆったりとした気持ちで紅茶を飲むことで、ほっとするひと時になるでしょう。また、香りの良い紅茶は、それだけで癒しの効果が期待できそうですね。就寝前に飲みたいときは、カフェインの入っていない紅茶(デカフェ)を選ぶと良いでしょう。

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