マグネシウムが不足すると、心臓病の危険が高くなるだけでなく、高血圧の誘発や不整脈の発生にもつながります。

またマグネシウムは生体内の色々な酵素やホルモンの働きに関与しているので欠乏すると神経の興奮性が高まり、震えや筋肉のけいれんが起きます。

気分がめいる・抑うつ症・不安感・錯乱などの異常も起こします。このほか、ガン・老化・糖尿病の網膜症や腎症などの血管障害の原因にもなっています。

マグネシウム欠乏症の症状

・震えや筋肉のけいれんが起きる

・気分がめいる・抑うつ症・不安感・錯乱などの異常

・ガン・老化・糖尿病の網膜症

・腎症などの血管障害動脈硬化

・心筋梗塞や脳卒中

・喘息・気管支炎・肺気腫 

循環器病と深い関係

日本では従来からミネラル類のうちカルシウムだけを重要視する傾向があります。食生活の改善もこの面だけが強調され、マグネシウムの摂取はほとんど無視されてきています。食生活を改めてもう一度見直す時期にきています。

マグネシウムが私達の生体に必要な重要ミネラルとして注目を集めています。マグネシウムが不足すると心臓病や高血圧などにかかる危険が高く、しかもカルシウムとマグネシウムを摂取するバランスもきわめて重要であることが分かってきました。

1978年フィンランドのカルパーネン博士は、具体的にこの事実を示しています。食事中のカルシウムの総量をマグネシウムの総量で割り、その値をカルシウム対マグネシウム比としました。

この比率と狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患の年間死亡率(人口10万対)との関係を国別グラフにすると『比率が高い程死亡率が高い』と出ています。
『カルシウムに比べてマグネシウムの摂取量が少ないと、心臓病で死ぬ危険率が高い』ことになりま

マグネシウムと健康

カルシウムを取り込んだ細胞が死んで動脈内に沈着します。それが血液の循環を悪くし、心筋梗塞につながります。

マグネシウムはこのカルシウムの沈着も防ぎ更にマグネシウムはカルシウムが血管を収縮させようとするのを防ぎ、血管を広げる作用もあります。

マグネシウムはなんとかして血液の循環の流れをよくしようとします。カルシウムを多くとればマグネシウムもかなりとる必要があるのです。

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