今シーズンオフに自由契約となった村田修一選手

今シーズンオフにジャイアンツから自由契約になった村田修一選手。
36歳になって迎えた今シーズンは、118試合に出場し、打率,262、ホームラン14本、打点58点と、年齢を感じさせない存在感で、ジャイアンツを牽引してきた中心選手でした。その村田修一選手がなぜ自由契約にならなくてはいけなかったのでしょうか。
その理由は、チームの若返り。サードを守っていた村田修一選手ですが、36歳ベテランの域に達しており、低迷しているチームが若返りをするべく、若手のサードのレギュラーを育てる意向となり、自由契約となってしまいました。
まだまだ活躍できますし、実績も十分な選手なので、自由契約にするのは本当にもったいない選手かと私は思います。
以下では、これまでの実績と、今後の動向を考えてみたいと思います。

これまでの実績

1980年12月28日生まれの36歳。
東福岡高校時代は、投手として甲子園にも出場しました。
その後、日本大学に進学し、投手では同世代の松坂大輔選手にかなわないと考え、野手に転向しました。
日本大学時代は、リーグ屈指の強打者として、リーグ通算104試合に出場し、20本のホームランを放ちました。
そして2002年のドラフトで、横浜ベイスターズ自由獲得枠で入団。1年目からレギュラーを守り、ルーキーイヤーには25本のホームランを放ち一躍チームの顔に成長しました。村田修一選手の代名詞といえば、「男村田」。その言葉を象徴する試合がありました。
ヤクルトに所属していた鈴木健選手の引退試合で、鈴木健選手がファールで粘る中、村田選手が守るサードのファールゾーンにボールが飛んだ時、取れる打球でしたが、キャッチせずファールとしました。このプレイ本当に引退試合を飾る素晴らしいシーンでした。
その後、ジャイアンツに移籍し、不動のレギュラーとして活躍。
プロ15年間で、ホームラン王2回、ベストナイン4回、ゴールデングラブ賞3回など様々な実績を残しました。
今シーズンも14本のホームランを打っていて、守備にも定評がある村田選手の自由契約は本当に衝撃的なものでした。

今後の移籍先は??

12月22日現在では、まだ移籍先が決まっていません。ここでどのチームが村田選手を獲得すべきか、私なりに見解をしてみたいと思います。

まずはソフトバンクホークス。
今シーズン日本一に輝き、戦力にも申し分ないソフトバンクホークスですが、唯一の弱点といえば右の代打不足と言ったところでしょうか。
ソフトバンクホークスにはファーストには内川聖一選手、サードには松田宣浩選手という不動のレギュラーがいますが、そのどちらかの選手が戦列を離れてしまうことがあれば、そこの穴埋めもできますし、DH制を採用しているパリーグの球団で、デスパイネ選手が不調であればDHでも出場できる機会もあるかと思います。そして、右の代打の長距離打者が不足しているので、村田選手の獲得に一番向いているのではないかと思います。

続いてヤクルトスワローズ。
ヤクルトスワローズ今シーズン、怪我人が続出し、サード、ファーストのレギュラーを固定することができませんでした。本来ならファーストには畠山選手、サードには川端選手がいますが、両選手とも怪我が多く、フル出場できるか不安なところもあります。この2選手がいなかった今シーズンはリーグ最下位と非常に悔しいシーズンとなりました。ここで、起爆剤として、実績があり、経験もある村田選手の獲得でチームに新しい風を吹かせるというのもありかと思います。

大穴はDeNAベイスターズ。
今シーズン、リーグ優勝した広島カープをクライマックスで破り、日本シリーズ出場を果たしたベイスターズ。元古巣のベイスターズですが、レギュラーは固定されていますが、右の代打というポジションには悩まされています。ここで、一発がある村田選手の獲得は、チームの底上げにもなりますし、他球団から培ってきた経験も選手に教え、さらなる向上にも繋がるかと思います。

どこか必ず獲得するチームはあると思います。移籍先決定が本当に楽しみでヒヤヒヤですね。

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