かぶは白い根の部分は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜に分類でき、それぞれの効能が期待できるお得な野菜です。
かぶの栄養
・βカロテン
βカロテンは皮膚や粘膜の健康を保って免疫力を高める栄養素で、体内でビタミンAに変換されます。緑黄色野菜である葉の部分に多く含まれていて、ビタミンAが不足すると夜盲症などを起こす原因となります。
他にも抗発がん作用や呼吸器の健康を守る働きもあります。
・ビタミンC
かぶにはビタミンCが比較的多く含まれています。コラーゲンの生成を補助する作用があるのでこれも美容には欠かせないですね。
疲労回復や風邪予防にもビタミンCは効果的です。
・カルシウム
骨や歯となるカルシウムは重要なミネラル分です。血液凝固や心臓などの筋肉の運動にも関わる栄養素です。
不足すると神経が安定しなかったり骨がもろくなる骨粗しょう症の原因にもなります。
・食物繊維
身体に消化・吸収されないのに栄養素に名を連ねる食物繊維が多く含まれています。腸内環境と整えて便秘を改善したり、生活習慣病の予防にも食物繊維は役立っています。
・消化酵素
炭水化物の消化を助ける酵素がジアスターゼ、デンプンを分解する酵素がアミラーゼです。かぶにはその両方が豊富に含まれています。
デンプンやグリコーゲンを分解して糖に変化させる消化酵素がジアスターゼでアミラーゼとも呼ばれます。このジアスターゼは熱に弱く酸化しやすいため、調理方法を工夫して効率的に取り込むようにしたい酵素です。
消化不良や胃もたれ・胸やけ・食欲不振などに効果があることから胃薬にも含まれています。
・ミネラル
かぶには様々なミネラルが含まれています。マグネシウム・リン・鉄・カリウムなどです。特にカリウムは体内の余分な水分を排出する作用があります。
・ビタミンB群
ビタミンB群はエネルギー代謝に関わっています。B1は炭水化物の代謝、B2は脂質の代謝に作用します。ナイアシン(ビタミンB3)もエネルギー代謝に関わりますが不足すると二日酔いしやすくなったり脳や神経や皮膚に異常をきたす栄養素です。
かぶの葉と根は違う栄養素が含まれているそうなので、一緒に食べるとより効果的になるみたいですね。