先週土曜日には東京競馬場にて朝日杯フューチュリティの前哨戦・京王杯2歳ステークスが開催されました。結果はタワーオブロンドンが、圧巻な差し抜きで勝利。現在のロードカナロアとも言われている馬が、その名に恥じぬ、見事な勝利を成し遂げました。短距離界に新たな風が吹き込んだ瞬間といった感じです。谷間の世代と揶揄されている今年の3歳馬。その次の世代となる彼らの筆頭として活躍できるのでしょうか。
レースのペース自体は先週の雨の影響もあって馬場が緩かったせいか、超スローといったレース展開でした。

レベルの差を見せつけた!タワーオブロンドン

一言で、今回出走メンバーの中で見ればレベルの差が明らかだったといった感じで、それを物語っているように、レース直前の単勝オッズも1.8と期待も大きかった感じです。しかし、1400mの距離といったらどうしてもキンシャサノキセキ産駒が筆頭してくるので、カシアスが不気味な存在であったのがレース前の個人的な印象でした。
レースですが、スタートはまずまずの出だしでしたが、そこから控えてロスなく内内を気持ちよく走っている感じを見受けられました。中盤も時に動きはなく、強いて言えば4コーナーふk8んでやや外に振った感じで7番手あたりから直線へ。一気にくるかなと思いきや、差が縮まらず、あれれれ?と思っていた矢先のラスト200mでターボエンジン点火。そこからはレベルの違いを見せつける末脚で前にいた馬を一蹴。結局、終わって見れば2着のカシアスに2馬身もの差で圧勝といった内容でした。質の高いトップスピードをみれたものの、もう少しグンっていうキレもあっても良かったのかなって感じています。それでも、来年以降のマイル戦戦が楽しみな一頭という印象です。

本線では距離に不安か!?カシアス

一言でいうなら悪くなかったと思う競馬内容でした。スタートも悪くなく、また、そこからの二の足も良く楽に先行できる点は、今後の競馬においても武器となり、大崩れしにくい馬でなのかなといった印象です。ただ今回は終始かかり気味だったのがもったいなく、最終的には最後の直線の伸びにかなり影響してしまったのかなと考えています。今回のペースはかなりスローであったことから、直線勝負となっているところで、しっかりと上位に食い込むチカラがあるのということは証明したものの、今回くらいの伸びとなるとマイル戦線では少し不安な部分です。朝日杯フューチュリティでどこまでやれるかといったてころですが、東京から阪神に変わっての走りには興味もあり期待もしています。

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