驚異のパワー!栄養価満点の「ごま」

「ごま」は、古来より健康食・美容食として世界的にも親しまれてきた食品の一つで、紀元前3,000年以前の古代エジプトではすでに栽培され、医学文献に効用が記されていたそうです。

その後、世界各地に広がり、日本では奈良時代頃には栽培され、食用だけでなく灯油としても使用されていたと言われています。そんな「ごま」には驚くべき多くの効能が含まれています。

美肌・ダイエット効果!

美肌のためには、皮膚の新陳代謝を活発にすることが大事ですが、「ごま」にはビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、ナイアシン、たんぱく質など様々な成分が含まれています。これにビタミンCが加わると完璧だそうです。またビタミンCとごまに含まれる鉄を一緒に食べると、体内でコラーゲンを合成しやすくなるそうです。

また、ごま油がボディーオイルとしても使われることもあるように、「ごま」に含まれる美肌効果はとても大きいです。

ダイエット効果としては「ごま」に含まれるセサミンがペルオキシソームを活性化し、脂質の代謝を高めることがわかっていて、ゴマリグナンには肝臓で脂肪の分解を促進し、脂肪を燃焼しやすくする働きもあり、体の細胞にある、ペルオキシソームという「脂肪を分解する働きをする物質」の代謝を高めるそうです。

認知症を予防!

「ごま」には、色々な種類のポリフェノールが含まれていて、その中には、脳にとって良くない活性酸素を抑える抗酸化作用があります。ごまに特に含まれている抗酸化物質のセサミンです。脳を傷つける活性酸素を抑える働きは、アルツハイマー病予防になります。

それだけではなく、動脈硬化防止などの働きもあり、様々な病気の原因や、脳血管性認知症を予防することにもつながります。また、ごまは豊富なビタミンEも含んでいて、この成分も認知症予防に役立ちます。セサミンとビタミンEが抗酸化作用になり、脳を活性酸素の悪影響から守ってくれます。

生活習慣病を予防!

食品に含まれる脂肪は、コレステロールの元凶となる、肉や乳製品に多い飽和脂肪酸と「まぐろの目玉」で有名になったDHAの二つがあります。DHAとは、リノレン酸などの名前でもお馴染みの不飽和脂肪酸のことで、いわゆる善玉と呼ばれるもので、やっかいなコレステロールを溶かし、体外へ排出してくれます。ごまには、このリノール酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸が、多く含まれています。

便秘を予防!

「ごま」には、食物繊維が豊富に含まれていて、ほとんど消化されることなく腸へ送られ、便を柔らかくしてかさを増し、スムーズに直腸へ送られる働きをもっています。このため、便秘の予防や解消にごまが役立ちます。

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