マンゴスチンはトロピカルフルーツの一種で、マンゴーやチェリモヤとともに世界三大美果としても言われています。マンゴーの代わりにパイナップルが世界三大美果となっていたりしていますが、マンゴスチンは確定しております。
ほどよい甘味と酸味、そしてジューシーな味わいが特徴で、フルーツの女王と言われているフルーツです。

栄養素と効能

マンゴスチンの主な栄養素は、ビタミンB1とマンガンになります。

マンゴスチンは、炭水化物を分解してエネルギーに変換するビタミンB1と、骨の形成に役立つマンガンがやや多めですが、そのほかにはこれといって突出した栄養素はありません。
今のところは一般的な果物と同等の栄養価ですが、研究が進めば機能性に優れた栄養素が見つかる可能性もあります。

果実の栄養素に特化はしていませんが、果実の外皮は粉末にして下痢、赤痢、皮膚病に使われていたり、葉は乾燥してお茶にされたりします。
また、皮に含まれる赤い色素は黄色の染料になります。
マンゴスチンの外皮に含まれるポリフェノールの一種のキサントンに、がん抑制効果があることが発表されています。

東南アジアの国では、ドリアンとともにマンゴスチンを持ち込み禁止を掲げているホテル(特に高級ホテル)があります。
ドリアンはその匂いが強烈なためですが、マンゴスチンは皮に含まれる赤い色素でベッドや絨毯など調度類を汚してしまうおそれがあり、染料に使うほどなので容易に落とすことができないためらしいです。

栽培地

マンゴスチンは、東南アジアから南アジア、一部中南米で栽培されています。輸出国としてはタイが有名です。
ヴィクトリア女王をはじめヨーロッパ人に好まれた風味の果実のため、熱帯の各地への移入が今までに試みられてきているみたいです。

日本では、沖縄などで数々の熱帯果実の栽培が可能になっているが、現在のところマンゴスチン栽培は成功しておらず、栽培するのになかなか難しいようです。

その日本では、生または冷凍、シロップ漬の缶詰で入手できるます。
生での輸入は2003年に解禁されたみたいですが、基本的に劣化しやすく賞味期間の短い果物である為か、まだ量は少ないようです。
生のものと解凍のものでは味が著しく異なるらしいです。

そう聞くと生のマンゴスチンが食べたくなりますね。

フルーツの女王の由来

マンゴスチンが、フルーツの女王と呼ばれるようになった由来ですが、諸説では、19世紀にイギリスのビクトリア女王が「我が領土にマンゴスチンがあるにも関わらず常に味わえないのは遺憾である」と言ったことが由来とされているようです。

女王をも虜にしたマンゴスチン。日本ではなかなか見かけない果物ではありますが、東南アジアの市場でよく売られているとのことです。

そちらに旅行の際には、マンゴスチンを食べてみてはどうでしょうか。

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