血液がドロドロだと、酸素や栄養が、末端の細胞まで運ばれにくくなります。その結果、小さな壊死部分ができやすくなり、それが蓄積して広範囲に及ぶと、何らかの症状が出てくるようになります。
例えば、動脈硬化はコレステロールがたまるのが原因と考えられていますが、もともとは、血管壁の代謝が悪くなっています。さらに、動脈硬化の著しい部分では、血栓が生じやすくなります。
こうした病変を引き起こさないためにも、日ごろから血液をサラサラに保つことが重要になってきます。

原因

・食べ物
肉類や油などの脂肪分の多い食べ物やお菓子、ケーキ、ジュースなどの甘い食べ物や飲み物は、体内の中性脂肪を増やします。
エネルギーとして使われずに残った糖分は、肝臓で中性脂肪に変えられるため、血液の中の中性脂肪も増え、血液がドロドロになってしまうのです。また食べすぎも同じ理由で血液ドロドロの原因になります。

・運動不足
運動が不足すると、体に溜まった脂肪や糖分が燃焼されず、どんどん溜まります。また、代謝機能も低下するため、体の中に溜まった老廃物の回収と排出も滞るようになり、血液がドロドロになってしまいます。

・ストレス
強いストレスを受けると、血圧が上昇し、コレステロール値や血糖値が上がり、血液の流れも悪くなります。結果として血液がドロドロになります。

・水分不足
汗をかいたりして、体の水分が不足してくると、血液中の水分も不足し、血液がドロドロの状態になります。熱い時期や風邪で熱を出した時など、脱水症状を起こしやすい時は、血液もドロドロになっています

血液をサラサラに

・半身浴
1番良いお風呂の入り方は、ぬるめのお湯(37~40度)に20分程つかることで、首までつかると水圧で心臓に負担がかかるので、半身浴をすると良いそうです。
この時、最初に出てくる汗は水分が主体で、更にじっくり温まることで初めて皮脂腺が活性化し、脂を含んだ汗が出てきます。この汗には、体内に溜まった水銀やヒ素、重金属などの毒素が含まれていて、それらを排出することで血液がキレイになるそうです。

・20分以上の有酸素運動
ストレッチやウォーキングなどの有酸素運動は、血管を広げて血流を改善する効果があります。また、改善された血流によって十分な酸素が与えられた筋肉は、脂肪や糖をエネルギーとしてどんどん消費してくれるので、結果的に血液サラサラが期待できます。

・食事
・玉ねぎ
玉ねぎに含まれる「アリシン」という成分が、血液をサラサラにしたり血行を良くする効果があります。他にも「ケルセチン」や「硫化アリル」という成分が血栓を予防したり血管を丈夫にしてくれ、動脈硬化を防いでくれます。

・納豆
納豆に含まれる、ナットウキナーゼという成分は血栓を溶かして血流を良くする効果があります。特に夜に食べた方が血栓を予防できるそうです。

・黒酢
お酢に含まれているクエン酸には血液サラサラ効果や内臓脂肪の減少、高血圧の改善が期待できます。また、黒酢にはアミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富に含まれているので、日常的に摂取することで身体の健康を保ってくれます。そしてACEという酵素の働きを妨げ、血圧の上昇を防いでくれます。

血液をサラサラな状態に保たないと、体にかなりな影響を及ぼしてしまうんですね。
適度な運動に食事。これらに気をつけながら、元気に生活していきたいですね。

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