身体に良くない?「一番風呂」は誰が入る?

昔は「一番風呂」といえば、生粋の江戸っ子のお爺さんが譲らなかったり、家主のお父さんが入るものだったり、ちょっと特別なものでした。ま、それも昭和の話ですかね。近年では下着を一緒に洗濯したくないなど言われ、お父さんの権威が損なわれていたりするのは、ちょっと悲しいことですが、、、

なんて、本題から少し外れましたが、そんなちょっと特別感のあった「一番風呂」。最近では身体に良くないと避けられていますね。でも、誰かが入らないと、、、一体どうすれば?

水道水に含まれる塩素の量が問題!

ところで、なぜ「一番風呂」が身体に良くないかというと、それは水道水に含まれる塩素が原因のようです。塩素は水道水の細菌を殺すために入れられています。極わずかな量なので、飲用には問題ないと言われていますが、それでも世界と比べ、日本の水道水の塩素量は多いそうなんです。

お風呂の場合は大量に水道水を使うため、塩素が身体のミネラル分と結びついて、お肌の油分を奪ってしまいます。特に「一番風呂」は塩素の量が一番多いため、お肌に必要な油分まで流れてしまい、水分が蒸発しやすくなるため、美容や健康に好ましくないのです。

どうする?「一番風呂」

出来れば「一番風呂」は避けたいですね、、、なんて言っても誰かが入らないといけないわけです。困った、困った。

でも、心配いりません。要はこの塩素をどうにかすればいいのですから。前述のとおり、塩素は身体のミネラル分と結びつくので、ミネラル分の入った入浴剤をいれることで、塩素の作用が少なくなるそうです。「炭酸ガス系の入浴剤」も塩素を取り除いてくれるそうですよ。

ミネラル分の多いものとしては、「ルイボスティ」や「ローズヒップ」などでも代用ができるそうですが、これからの時期は「みかんの皮」がおススメです。食べ終わった皮を入れるだけで簡単!!

これは柑橘類含まれる「ビタミンC」が塩素を取り除いてくれるためで、さらに皮に含まれる精油成分(オイル)が溶け出すことで、お湯の中の油分が増え、肌へのダメージを少なくしてくれると言われています。昔からゆず湯やみかんの皮をいれたお風呂に入ったことがありますが、こんな効果があったんですね~。

ただし、柑橘系にアレルギーのある方もいるそうなので、注意は必要ですよ!

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