ストレッチとは

筋肉は重力に逆らって身体を支えるため、リラックスしている時でも常に緊張しています。
デスクワークなどの不良姿勢では身体にかかる負荷と緊張はさらに強くなります。筋肉が硬くなると血流が滞り、筋肉の持続的な収縮によって出来た疲労物質(乳酸など)が溜まってきます。すると、疲労物質が溜まる⇒筋肉が固くなる⇒血流の低下のループが出来あがり、こりや痛みが発生します。ストレッチはこれに伴う様々な問題を改善させてくれます。
ただ、セルフストレッチでは、筋肉を伸ばすときに筋肉に多少の力が入ります。特に硬くなっている筋肉を伸ばすときには、伸ばしている筋肉以外の筋肉に力が入りやすくなり、筋肉がリラックスできません。
その点、ペアストレッチではパートナーが足や手を誘導してくれるので、身を任せておけば自然に筋肉が伸びます。筋肉にとって最高潮のリラクゼーションが得られるようです。
そしてペアストレッチはセルフストレッチでは伸ばしきれない部分へのストレッチ効果が高いです。

疲労軽減

運動後や疲れを感じている時には、体を動かす時に使うエネルギーを筋肉や肝臓にあるグリコーゲンを分解してエネルギーであるアデノシンを作り出しています。
この過程で代謝物質である乳酸が筋肉にたまり、力が落ちて疲れを感じるそうです。
ペアストレッチでは、この乳酸を押し流し、疲労回復に繋げる効果が期待できるそうです。

ケガの予防

スポーツでのケガに、捻挫、肉離れなどがあります。
肉離れは、筋肉の柔軟性不足、筋力のバランスの悪さが原因としてあります。
捻挫は、関節の可動域を必要以上に伸ばしてしまったり、曲がらない方向に負荷をかけてしまったときに起こります。
どちらもペアストレッチで、リラックス状態になりながら関節の可動域を広げ、筋肉の柔軟性を得ることができるそうです。

柔軟性の向上

柔軟性の向上が運動効率を高めてくれます。
肩や関節にあるインナーマッスルは、スポーツ動作だけではなく関節の位置を正常に保ったり、体勢をキープし、動作をスムーズにする役割があります。
細かく小さい筋肉ですが、人の体を自由に動かすためにインナーマッスルが動作を作り出してくれているそうです。
ペアストレッチはこれらの関節の可動域を広げて、スムーズにしてくれるので運動など、より一層効果的に行うことができます。

ストレッチが体をリラックスさせてくれるということは知っていましたが、ペアで行うことでさらなる効果が得られるんですね。
スポーツクラブやパーソナルジムなどでもできるそうなので、今度利用してみたいと思います。
皆さんもいかがでしょうか。

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