首位の対福岡ソフトバンクホークス三連戦最後のカードとなる試合は、埼玉西武ライオンズはウルフ投手が、福岡ソフトバンクホークスは武田投手がそれぞれ指名されての登板となりました。埼玉西武ライオンズの連勝記録は13でストップした昨日の試合ですが、このままズルズルと後退はしたくない一心で挑んだ昨晩の試合も見応えたっぷりのゲームとなりました。それでは試合を振り返りましょう。

ウルフがSB打線を封じる

埼玉西武ライオンズの先発のウルフ投手は、完璧な立ち上がりを見せてくれました。1番今宮選手をセカンドゴロ、2番高田選手をショートゴロ、3番松田選手にはワンバウンドを振らせて三振を奪い試合のリズムを作ってくれました。そのお陰もあってか、その裏の埼玉西武ライオンズの攻撃ではいきなりの満塁のチャンスを作りましたが、この話は後ほど。
ウルフ投手は、この後も4回ワンアウトまではパーフェクトピッチングでリズムよく投げていましたが、松田選手には甘く入ったボールをセンターに弾き返されノーヒットノーランの夢はここで途絶えました。次の5回表では、先頭の中村選手に対し制球が定まらずフォアボールを与えてしまいました。続く明石選手が送りバントでワンアウト2塁。続く上林選手にはカウント3-2からのやや甘く入った変化球を詰まらせながらもライトの前にポトリと落ちるタイムリーを打たれて1点を失いました。しかし、与えた失点はこの1点のみで、結局ウルフ投手は7回までを投げきり87球、被安打3の好投を見せ継投策へと入りました。これで9勝2敗の防御2.61となりました。要所要所でしっかり低めにコントロールされており、観ていて危なげないナイスピッチングでした。

またもや山川穂高がやってくれた

一方攻撃面ですが、完璧な立ち上がりを見せてくれたウルフ投手のおかげで、この日も埼玉西武ライオンズ打線が鷹に噛み付きました。初回はツーアウトながらも、この日、DHで出場した渡辺直人選手。しかし引っ掛けた当たりとなりショートゴロでチャンスを逸しました。しかし続く2回にはデッドボールで出塁した外崎選手を置いて、続く炭谷選手がバントの構えでバッターボックス。それを見てサードが超前進しプレッシャーをかけたところ、これをみて炭谷選手はヒッティングに変更。これが三遊間を破るヒットとなりノーアウト1.3塁の得点チャンス。しっかりと秋山選手が犠牲フライを打ち上げ、この日も埼玉西武ライオンズが先制点を挙げました。更に同点に追いつかれた5回裏の攻撃。9番金子選手が相手エラーで出塁すると源田選手が続きワンアウト1.3塁。3番浅村選手はピッチャーゴロでダブルプレーとなり万事休すかと思いきや、打った浅村選手が1塁まで全力疾走のスリディングヘッドでセーフとなり、その間に金子選手が生還し2-1と引き離します。続く中村選手はフォアボールを選び、ここで絶好調な男・山川穂高選手。カウント1-1からの直球を左中間へ弾き飛ばす第8号スリーランホームランで5-1と試合を決定づけました。だめ押しは8回。カウント1-1から外崎選手がライトスタンドへのソロホームランでだめ押し弾。投げてはウルフーシュリッター、武隈リレーし、被安打4、失点1で乗り切り勝利しました。
6点中5点が6番以降の下位打線であげている得点。
まだまだ強い炎獅子埼玉西武ライオンズでした。本日からは舞台を京セラドームにてオリックスバッファローズとの三連戦となります。

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