23日、J2の東京ヴェルディが、ビーチサッカーチームの発足記者会見を行った。会見には選手兼監督を務める日本代表の茂怜羅（もれいら）オズ、キャプテンを務める同代表の後藤崇介らが出席。

東京ヴェルディはこれまで、バレーボールチーム、トライアスロンチーム、フットサルクラブ、ｅスポーツチームを立ち上げていて、地域密着型総合スポーツクラブの新しい競技の一つとして活動。すでに2月から活動を開始し、25日から始まる日本代表候補合宿には7人が選出されている。

ビーチサッカーはビーチをコートにし、裸足で行うサッカーの一種で、ブラジルを発祥とし、世界各地で長年親しまれています。

ビーチサッカーは、1992年、アメリカ、ロサンゼルスにおいて統一ルールを設ける試みがなされ、その次の夏にはマイアミビーチにおいてアメリカ・ブラジル・アルゼンチン・イタリアが参加した初めてのプロによるビーチサッカーの国際大会が開催されました。日本では1995年頃から競技として広まり始めました。

基本的なルールは11人制のサッカーと変わりませんが、コートのサイズや試合時間、プレーヤーの数などに違いがある。

コートの広さは縦37m×横28m、一般的なサッカーのコートの凡そ1/7、縦横の比率はビーチサッカーのコートはやや正方形に近い形状です。

試合時間は、サッカーが前後半それぞれ45分で行われるのに対し、ビーチサッカーでは12分×3ピリオドで行われる。1チームの選手数は5人で、フットサルの様に選手の交代回数に制限はない。この他、スローインとキックインを選択できるボールインバウンド、フリーキックの際に壁を作れない、試合再開後ないしはフリーキック後、1回まで認められるバックパスと呼ばれるものなど、ビーチサッカー独自のルールも存在する。

ビーチサッカー日本代表は今月11日、Ｗ杯予選を兼ねたアジア選手権の3位決定戦で、レバノンを6-3で下し、9大会連続のＷ杯出場を決めました。バハマで行われる本大会では4月28日にポーランド、30日にタヒチ、5月2日にブラジルと対戦。大会前の強化試合として4月15、16日に沖縄でドイツ代表と対戦する。