昨年の有馬記念ぶりとなった国内最強馬・サトノダイヤモンドでしたが、今年もやはり強かったです。今レースライバルのシュヴァルグランを嘲笑うかのように直線で鮮やかに抜き去り余裕の1着で終わった今年の阪神大賞典。まるで父・ディープインパクトを彷彿させるかのような走りを見せてくれました。次は大阪杯。同年代のマカヒキには1度も勝てていないサトノダイヤモンド。この冬の間で、二頭のライバルの力の差はどのような形となっているのか?

JRA史上最低の払い戻し

1番人気を集めたサトノダイヤモンドのオッズは、なんと1.1倍。100円買って110円の配当。たったの10円勝ちというオッズと言うこともあり、競馬ファンのあいだでも、このレースは観戦のみ楽しむという人も多かったようです。ちなみに、3連単の払い戻しの740円はJRA平地重賞における最低払戻金となりました。これまでの最低払戻金の記録は2012年ローズS・GII(ジェンティルドンナ→ヴィルシーナ→ラスヴェンチュラス)の800円。サトノダイヤモンドも女王・ジェンティルドンナのレベルに早くも追いついた?という表れかもしれません。

レースを振り返って

スピリッツミノル
ウインスピクトル
シュヴァルグラン
トーセンバジル
トウシンモンステラ
レーヴミストラル
ワンアンドオンリー
タマモベストプレイ
サトノダイヤモンド
マドリードカフェ
の全10頭の出走となりました。
1番人気は1.1倍のサトノダイヤモンド、次いでシュヴァルグラン、ワンアンドオンリーと人気が続きました。
全頭スタートは好調。マドリードカフェ、レーヴミストラル、ウインスペクトルと先頭がコロコロと入れ替わる出入りの激しい展開でレースが続きました。特に、レーヴミストラルに限っていえば、差しから追込みを得意とする脚足の持ち主。今回は秘策というべきか、相手がサトノダイヤモンド、シュヴァルグランで、最後の脚では劣るとみての逃げから先行で勝負。しかし、やはりスタミナ切れで最後の直線はキレがなくズルズル後退し、結局はビリ2の9着フィニッシュとなり、レベルの差を見せつけられたレース結果でした。
一方、人気馬二頭の戦いは、シュヴァルグランの後ろにピタリとサトノダイヤモンドがキープ。本当はシュヴァルグランがやりたい戦法だったに違わないこのやり方は、さすがはルメールといったところでしょうか。
3コーナ通過した途端にシュヴァルグランがグングン先団へ順位をあげサトノダイヤモンドとの差を広げにかかりました。しかしサトノダイヤモンドは焦らずに後方で脚をため、4コーナー手前から外めをスッと上がって行くき、直線では抜け出したシュヴァルグランをあっさりとらえて、終わってみれば1馬身半差をつけてのゴール。圧巻の勝利といったレースで、まだまだ余力十分なパワーを見せつけてくれました。

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