今週末は中山競馬場にて開催される、JRA中央競馬の中山競馬で行われる中山記念が開催されます。
4ヶ月の休養を経て標準を合わせてきているアンビシャスか、今年の重賞レースの皮切りとなった中山金杯1着で勢いのあるツクバアズマオーか、それとも11頭中2頭しかいない牝馬が抜け出るのか。今回も5月のヴィクトリアマイル、6月の安田記念を占うための重要なレース。
スプリンターたちが集結です。
その中で、対抗馬たちの期待を込めて3頭をご紹介です。

ロゴタイプ

日本での出走は昨年の天皇賞・秋以来となるエントリーとなります。
昨年の安田記念馬で人気は抜群なので、もちろん昨年の有馬記念人気投票にも名を連ねていましたが、ロゴタイプにとって中山競馬場の2500メートルは長いこともあり、昨年の締めくくりは海外G1の香港マイルに参戦。結果5番人気で予想どうりとなる5着フィニッシュ。
脚質としては逃げ脚から先行で、マイルという短い距離であれば大きく崩れることはないだけに、予想しやすい馬でもあります。何と言っても昨年の安田記念では、あのモーリスに勝った馬。今年7歳ということで1800メートルはすこし厳しいレースとなりそうですが、スタートから一気に抜け長い縦長のレース展開に持ち込むことができれば、追込み場たちを撹乱させることになり、連対に名を連ねる可能性が一気に高まるでしょう。今年はこのレースから始動ということもあり、3ヶ月開いての出走。標準を合わせてきているだけに、この実力馬は侮れませんよ。

ネオリアリズム

もう一頭、先行で逃げる馬でペースを作りそうなのがネオリアリズム。
日本での出走は昨年のマイルチャンピオンS。昨年のJRA短距離馬賞を受賞した同レース1着のミッキーアイルとの差は僅か0.1のクビ差。通過を2番手で走行し最後に差された結果でした。昨年末はロゴタイプと同じレースの海外G1香港マイルで締めくくり。3番人気で出走も結果は9着。5着のロゴタイプには0.5差も離されての敗北でした。
先日の小倉大賞典で脅威の強さを見せつけたマルターズアポジーのように、よーいドンで先団から大きく差をつけて一気に駆け上がれば、面白い展開となりそうです。

リアルスティール

逃げから追込みができる脚質がを持っているタイプが特徴。
昨年のジャパンカップ以降出走がないということなので、約3ヶ月ぶりの出走となります。
昨年の安田記念では、2番人気で出走も、1着のロゴタイプに離されること1秒差の大敗。
昨年の海外G1ドバイ以来、日の目を見ていないリアルスティールです。
今回この馬に期待できる事は、先頭を走るであろう2頭をピッタリマークしつつ抑えた展開で、4コーナーで一気に反応してくれれば、後続も追いつけず、先頭2頭も追い越せる可能性を秘めていると感じています。
今回注目は戸崎騎手と初コンビになること。ここまでは福永騎手、デムーロ騎手、ムーア騎手。どのように捉えているか見ものです。

どちらにしてもアンビシャスとツクバアズマオー、リアルスティールは人気上位となるのは間違いないでしょう。その他、対抗馬たちがどれだけペースを大きく崩せるか。はたまた、どこでスパートをかけるか。面白いレース展開を期待しています。

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