今、宅配便業界に何が起こっているのか

インターネット通販の普及による宅配便数の増加によって、人手が足りなくなり現場が悲鳴をあげているそうです。
国交省の調査によると、再配達に回る荷物の数は宅配便全体の2割に上り、再配達だけで年間1.8億時間、延べ9万人の労働力に相当するそうです。
そこで、荷物を受け取る立場から考えようと、戸建て向け宅配ボックスが次々と投入されているみたいです。

宅配ボックスとは

宅配物の受取り人が受取り先として利用できる設備・システムです。配送業者は受取り人が不在でも再配達せずに配送が完了でき、受取り人は時間を気にせずにいつでも宅配物を受取ることができます。
そしてこの宅配ボックスは、不在の時でも荷物を受け取れるというだけでなく、
荷物を発送することもできます。
佐川急便、ヤマト運輸などの運送会社は、宅配ボックスの運営会社と連携し、宅配ボックスから荷物を発送するというサービスを行っていて、事前に会員登録が必要ではありますが、わざわざ運送会社やコンビニに寄って配送伝票に記入するという手間が省けます。

戸建て宅配ボックスの効果

マンションの宅配ロッカーはよく知られていますが、戸建てで設置している世帯はまだ少ないです。更に、アパートの装備率はもっと低いです。もし戸建てやアパートにも宅配ボックスが備え付けられれば、再配達にかける時間、労働力は大きく軽減できるのではないか、ということでパナソニックが実証実験を行いました。日本でいちばん共働きが多いといわれる福井県あわら市103世帯に宅配ボックスを設置し行われた実験結果は、宅配ボックスの設置前は「再配達で受け取った荷物」が49%だったのに対し、設置後にはそれが8%まで減ったそうです。

今後このように、戸建て向け宅配ボックスが普及していくことで、再配達による
仕事量の増加や、人手不足が少しでも解消していって宅配業者の負担が軽減されていくことを願いたいです。

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