茨城スタミナラーメン

茨城県ひたちなか市のご当地ラーメンで、キャベツ・人参・かぼちゃ・味付けレバー(店によってはホルモン・白菜・ニラなど)による具で構成された甘辛い餡を作り、醤油ラーメンの上にそのままかけるラーメンです。

栄養満点、野菜たっぷりで体にも優しいラーメンです。

夏場はできあがった餡を冷水で締めた麺に直接かける冷やしスタミナラーメンも登場するお店があります。

元々は勝田駅前のラーメン屋「大進」のオーナーが餡かけラーメンを発案し、それを受けて当時の店長(長井順一)が作り上げたものが始まりでした。

同じオーナーのもとで「寅さんラーメン」が勝田駅前で開業した際に長井が店長として収まり、人気店となりました。

その後、各店舗で修業した料理人が各地で続々と店を開き、現在に至っています。

富山ブラック

真っ黒な色のスープがインパクトをつける富山ラーメン(通称・富山ブラック)

ここ近年全国的にも知名度が上がってきたご当地ラーメンです。

その見た目通り、スープは醤油の濃度が高くかなりしょっぱい。さらに上から大量の粗挽き黒胡椒をかけられており、胡椒の風味が強い塩辛さを持っています。トッピングはメンマ、ノリ、など普通のラーメンと変わりはないですが、比較的ネギの量が多い。またメンマがかなり塩辛い場合もあります。麺は太く、少し固めの店が多いのが特徴です。もちろん全てのお店がしょっぱいわけでもなく、中には食べやすい濃さのお店もあります。

しょっぱい理由として、元々肉体労働者の塩分補給のため、このように濃くなったと言われています。また飯を添えて食べることを意識しており、客が店に飯を持ち込み、ラーメンをおかずとして食べるというスタイルの中で生まれたとされています。

台湾ラーメン

主に中京圏の中華料理店・台湾料理店にて供されています。豚挽き肉・ニラ・長ねぎ・モヤシなどをトウガラシで辛く味付けして炒め、醤油ベースのスープを加えて茹でた麺にかけたもので、ニンニクをたくさん入れるのが特徴。

愛知県名古屋市がその発祥で、名古屋めしの一種とされています。

起源は1970年代に、名古屋市千種区今池にある台湾料理店『味仙』(みせん)の台湾人店主の郭明優が、台南名物の担仔麺を元に賄い料理として作ったのが始まりとされています。

ちなみに本場台湾には台湾ラーメンというものはありません。

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