みなさん、競馬を楽しんでいますか?
競馬を楽しむ為には、先ず好きな馬を見つけることからでしょうね。
以前、馬の特性には大きく4つの特性で分けられ、逃げ・先行・差し・追込みというものになるとご紹介をし、これまでは逃げ馬・先行馬、そして差し馬についてご説明をさせていただきました。
軽くおさらいをしておきますと、逃げ馬は、ゲートが開いた瞬間にトップに踊り出て、そのレースを作り、そのままゴールまで突っ走るタイプ。先行馬は逃げ馬に特性的には似ていますが、逃げ馬にピッタリマークしつつ、逃げ馬がバテたと思った瞬間にグングン前に前に出て行くタイプ。差し馬は中団から後方に身を潜めて、最後の直線で勝負をかけるといったところですね。
ここまではご理解いただけたでしょうか?
さて、今回は最終回の追込み馬についてご説明させていただきます。

追込み馬

追込み馬とは、レース中の大半が最後方に位置しレースを進めて行き、最後の直線で一気に先を行く馬を抜き去って行くタイプの馬を指します。
逃げ馬と間逆なタイプでスタートダッシュが苦手な馬やゲートが開くと驚いて仰け反ってしまう馬に多いのが追込み馬です。ただ一点だけ逃げ馬と共通していえることは馬群が苦手という点で、馬群にいると興奮してしまい思うようにコントロールが出来なかったり、あるいは怯えてしまうタイプといったところです。
最後方からの追い上げとなるため、馬群が邪魔で塞がってしまい、まだまだ余力はあるのに力を出し切れずにレース終了というパターンや、外へ外へと追いやられ、他の競走馬よりも余計に距離を走らなくてはならい等も持ち合わせている反面、それがハマったに起こるごぼう抜きは痛快そのもので、1番盛り上がる瞬間でもあります。
競馬場も最後の直線が長ければ長いほど勝率も上がるといったところでしょうか。
追込み馬で有名な馬だったのは白い馬体で人気もあったゴールドシップなどが有名ですね。
現役なら断然アルバートといったところでしょうか。

ダイヤモンドSを振り返ってみると

先日のダイヤモンドSを振り返ってみると、距離は3,400メートルと長距離になります。
また東京競馬場ということもあり、最後の直線が登り坂と、長距離の最後の直線が地獄の登り坂となるこのレース。
このレースを制したのはステイヤーズS馬・アルバート。
レーススタートした直後はまるでやる気ないのかと感じるほど静かなスタートで、昨年の有馬記念と同じように最後方から3頭くらいをキープしての展開。気持ち良いほど先頭と離されての序盤でした。レースも後半、3コーナー辺りから少しはポジションを上げて行くかと思いきや3コーナー通過を12番手と順位を落とした瞬間に、今日はないと感じさせたほど。
再度ギアを入れなおしたのは残り3Fから。
気持ち良いほどグングンんとスピードアップし、気がつけば2着との差を1.1/4差をつけての圧勝ゴールイン。これぞ追込み馬の醍醐味を見せつけてくれたレースでした。
ちなみに上がり3Fが33.4ということですから、この距離でこのタイムを出されれば他の馬はお手上げといったところでしょうね。

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