従来の強力打線のイメージを覆す打線

「マシンガン打線」が登場する前までは、日本プロ野球での強力打線と言えば長距離打者を中心とした打線が一般的なイメージだったのが、当時の横浜ベイスターズは、鈴木尚典や、ロバートローズなど、ミートやバットコントロールに長けた中距離打者が多く、一発の脅威よりも集中打を売りとした攻撃が特徴。
その得点の挙げ方が本塁打によるものではなく、単打や二塁打の連続によって相手投手に間断なく畳みかけてビッグイニングを作るスタイルであり、何かの拍子で一度引き金が引かれたら離すまで止まらない機関銃の掃射をイメージさせるものであったことから、いつしか「マシンガン打線」と呼ばれるようになりました。なおメディアで「マシンガン打線」という言葉を初めて使用したのは日刊スポーツと言われています。
チームが日本一になった98年の1試合平均得点は4.72と、相手に先制を許しても3、4点程度のビハインドであれば簡単に逆転できる力があり、2桁安打試合や2桁得点試合が幾度となく生まれました。

1番から5番(相手が左投手なら6番まで)まで左打者と右打者が交互に並んだ「ジグザグ打線」であったため、相手が左投手の場合でも右投手に比べ若干苦手にした部分はあったが、攻撃能力が極端に低下することがありませんでした。

実は優勝した翌年の方が凄かった

実はマシンガン打線が一番凄かったシーズンは日本一になった98年よりも、優勝翌年の99年のシーズンでした。
特に、ローズが当時右打者歴代最高打率の打率.369、192安打(当時セ・リーグ記録)、153打点(歴代2位)という驚異的な数字を残し、チームもシーズン打率.294を記録して当時の日本記録(2003年にDH制のあるダイエーがチーム打率.297を記録して日本記録を更新したため、現在はセ・リーグ記録)を更新したシーズンでしたが。このシーズンは主力投手陣が相次ぐ故障、不振によって崩壊状態に陥ったために連覇を逃し3位(135試合71勝64敗)に終わったものの、打撃では2桁安打試合数が1桁安打試合数を上回るという驚異的なシーズンでした。

今年は「マシンガン打線」復活となるか?

いかがでしたでしょうか?
いまでこそ当たり前のように定着した「つなぎの打線」は、この「マシンガン打線」が先駆けだったと言っても過言ではありませんね。
さて今シーズンのベイスターズは筒香嘉智、梶谷隆幸を中心に、関根、桑原、倉本など、伸び盛りの若手野手陣豊富なだけに、どれだけ打棒を発揮するか楽しみですね。
まさに「マシンガン打線」復活も夢ではありません!

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