期待を大きく裏切った球史に残るダメ外国人助っ人
出典: http://wha2up.com/pickup/omoshiro/interesting-24
球史に残る活躍を見せた外国人選手がいる一方で、大きく期待されながらも、活躍できずそそくさ帰国してしまった選手もいます。そんなダメ外国人助っ人選手を振り返ります。
マイク・グリーンウェル(阪神)
メジャーリーグでレギュラーとして打率3割を5回達成、オールスター出場2回、シルバースラッガー賞も受賞したことのある超大物選手が、97年に球団史上最高額の年俸3億円超という条件で阪神タイガースに入団し、来日。
超大物助っ人として阪神ファンの期待も高かった。当時の阪神甲子園球場の電光掲示板には7文字も入らなかったため、グリーンウェル入団にあたり電光掲示板を変えたほどだった。
ところがシーズン前の春季キャンプ途中で背中の痛みを訴え一時帰国してしまい、再来日したのは4月下旬したが、公式戦初出場から8日しか経っていない5月11日の対巨人戦で自打球を右足甲に当て骨折すると「野球を辞めろという神のお告げ」と謎の迷言を残し、突然引退を発表、5月16日には帰国してしまった。
阪神球団はグリーンウェルを迎えるにあたり、家賃は月150万とも200万とも言われる超高級マンションを用意したが、球団が用意したこのマンションに対し、彼は「狭い」とクレームをつけたため球団は隣の部屋をもう1部屋借り、壁を取り払って2倍の広さにすることで対応した[6]。結局、球団は居住期間1ヶ月にも満たない選手のために、拡張と原状回復の2度のマンション工事の費用を支払うハメになったそうだ。
90年代の阪神暗黒時代を象徴する出来事だった。
上記の理由から阪神ファンだけではなく他球団のファンからも、プロ野球史上最悪のダメ助っ人の代表格として語り継がれている。
ダン・ミセリ(巨人)
メジャーリーグでは主にクローザーとして通算631試合登板、43勝を挙げた投手で、長年絶対的なクローザー不在に悩んでいた巨人の救世主として期待され05年に入団。ミセリ自身も「50セーブを目指したい」と目標を大きく掲げた。
しかしシーズン前ぼオープン戦の成績は8試合に登板して0勝1敗防御率5.63と全く調子が上がらず、前評判とかけ離れたミセリの投球に首脳陣の一人が「別人が来たかと思った」と漏らすなど、不安を残してペナント開幕を迎える。
その悪い予感は的中し、開幕戦の対広島戦で、1点リードの最終回で登板するも、3失点取られ敗戦投手に、続いて4日後の対横浜戦でも同点の場面で登板するものサヨナラ安打を浴び、またしても敗戦投手になる。この2度にわたる救援失敗で首脳陣は二軍で再調整することをミセリに促すが、「本人の同意なしに二軍に落とすことが出来ない」という契約条項を盾にミセリが拒否。仕方なく、一軍に帯同しながら当面は中継ぎで調整していたが一向に調子は上がらず防御率は何と23.63を記録。そんな状況でもあくまで二軍落ちを拒否する姿勢を示した事で、球団との交渉は決裂。
開幕から1ヶ月も経たない4月19日に球団史上最速で解雇に至った。
そして解雇直後にミセリは妻子と共に浅草観光に打って出る。浅草寺を参拝したり人力車に乗るなど浅草を満喫。マスコミから「仲見世リ(なかみせり)」の見出しで報道され揶揄された。
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