第95回全国高校サッカー選手権大会準々決勝が、5日に行われ、準決勝に進出する4チームが決まった。準決勝は1月7日、決勝戦は9日に埼玉スタジアム2002で開催される。

準決勝の対戦カードは以下のとおり。

【大阪】東海大仰星 vs 【青森】青森山田
【群馬】前橋育英 vs 【栃木】佐野日大

連覇を目指す前回王者の東福岡（福岡）と東海大仰星（大阪）の一戦は、東福岡が試合開始からボールを支配する展開が続いたが、得点を奪えないまま前半を終える。後半に入ると東海大仰星が反撃を仕掛け、66分にCKから先制ゴールを奪うと、そのまま1-0で試合終了。東海大仰星がＪリーグ内定者３人を擁する優勝候補の東福岡相手に金星を挙げた。

公式戦5試合連続無失点中の青森山田高(青森)の堅守を支えるGK廣末陸が、この試合も好セーブを見せてゴールを守っていたが、後半33分に公式戦6試合ぶりの失点を喫してしまう。それでも、J２千葉入りが決まっているMF高橋壱晟の3戦連発弾を含む3得点で、青森山田が3-1で勝利。2年連続4強進出を決めた。

2回戦でインターハイ王者の市立船橋（千葉）を下した前橋育英（群馬）は、無失点を続けている滝川第二（兵庫）と対戦。前橋育英は21分に獲得したPKで早々と先制すると、後半にもPKを決め、2－0の完封勝利を収めた。

佐野日大（栃木）と駒澤大高（東京A）の一戦。佐野日大は62分に先制されるものの、直後に1点を奪い返し同点にすると、後半アディショナルタイムに劇的な勝ち越しゴールを奪い、2－1で勝利を収め、初のベスト4進出を決めた。