先日のドラフト会議で横浜DeNAから2位指名された東海大北海道の水野滉也投手が10月31日、札幌市内の同校で指名あいさつを受けた。

水野投手は175㎝69㎏と細身の身体ですが、最速147キロの速球とサイドスローから放たれる鋭いスライダーが特徴。また打者に向かっていく強気の投球も魅力。左打者を苦にしないこともスカウトから高く評価され、完投能力もあるので先発・中継ぎ両面で即戦力として期待がかかる。

水野選手は高校1年の冬に右ひじを痛め、サイドスローに転向。大学進学後は1年から主力投手として活躍。サイドスローから投げられる鋭いスライダーは「大学生では打てない」との評価もある。

先日の9月21日、札幌6大学野球で水野選手を擁する東海大北海道が開幕8連勝で初の2季連続優勝を決めた。これに続き、10月1日、明治神宮大会北海道地区代表決定戦でも優勝を決め、明治神宮大会初出場を決めた。水野選手は社会人入りが内定して、3位指名以下なら社会人入りを決めていたが、横浜から2位指名を受けてプロの世界へ挑むことになった。

今月11日から行われる第47回明治神宮野球大会 大学生の部に北海道2連盟代表として初出場となる東海大北海道。同大会後に仮契約を結ぶ予定となっている水野選手にとってはこの大会が大学最後の大会となる。

トーナメント戦となるこの大会で、まず初戦の相手は九州3連盟代表の日本文理大。是非16日の決勝戦まで勝ち進んで、有終の美を飾ってほしいものです。