18年ぶりの日本一へ!ベイスターズ、初のCS進出決定!!

1998年、38年ぶりのリーグ優勝と日本一に輝いたのも今は昔。昨シーズンは前半戦を首位で折り返したものの、最終的には最下位でシーズンを終え、2006年から10年連続Bクラスに低迷していた横浜DeNAベイスターズ。

そのベイスターズがついにクライマックスシリーズ進出を決めました!2007年にクライマックスシリーズが導入されて以降、12球団で唯一CS出場経験のないベイスターズが球団初の新たな領域に挑みます!

クライマックスの熱き戦いが始まる前に、横浜DeNAベイスターズ躍進の秘密を探ります。

躍進を支えた、若手の台頭!

今年のベイスターズの躍進を語る上で、若手の台頭は外せません。今シーズンの主力を担う選手の多くが、2012年の球団が『横浜DeNAベイスターズ』になってから入団している選手なのです。年代ごとの主要入団選手を見てみると、2012年(白崎浩之選手、井納将一投手、宮崎敏郎選手)、2013年(三上朋也投手)、2014年(山崎康晃投手、石田健大投手、倉本俊彦選手)、2015年(今永昇太投手、戸柱恭孝選手)と、今やベイスターズには欠くことができない選手たちです。

彼らの活躍はもちろんですが、ドラフトで獲得したフロントのスカウティング能力の高さにも驚かされるところです。

試合の流れを作った先発投手陣!

今年の横浜の強さの秘密はなんといっても投手陣の充実にあります。先日のCS進出を決めた9月19日終了時点での、先発投手が5イニング以上投げ切った回数は139試合中127試合。これは12球団一の記録です。先発投手が大きく崩れず試合を作ったことで、今年は引き締まった試合が多かったと思います。先発投手が報われない歯がゆい試合も目立ちましたが、接戦には強く、1点差試合が22勝14敗で勝率.411は12球団トップと素晴らしい数字を残しています。また先発陣が安定していたことで、中継ぎ、クローザーもそれぞれの役割に集中することが出来たと思います。

その中で一番の注目は新人王候補・ドラフト1位の今永昇太投手です。今永投手は開幕から打線の援護に恵まれず、開幕1か月経過時点で5試合0勝4敗でした。この時点で今永投手の防御率はリーグ5位の好成績でしたが、打線が全く振るわなかったのです。だからこそ、今永投手の初勝利は横浜ファンの誰もが待ち望んだものでした。そんな、今永投手がCS進出を決めた広島カープ戦では6回2/3を3安打1失点で8勝目。対広島の防御率はリーグトップ1.65。クライマックスシリーズでの活躍も期待大です。

センターラインの確立と主砲の覚醒!

守備面ではキャッチャー戸柱選手、ショート倉本選手、センター桑原将志選手のセンターラインがしっかり確立できたことが大きい。なかでも新人ながらラミレス監督の期待に応えて、正捕手として121試合に出場した戸柱恭孝選手も目立ちはしないが、影の新人王候補と言えます。近年、新人が100試合以上捕手として出場した選手は元ヤクルトの古田敦也氏、巨人の阿部慎之助選手だけです。これまで正捕手が定まらなかったベイスターズにとって戸柱選手が一年闘いきったことは評価に値すると思います。

また打撃面では、ご存知、日本代表の4番にも選ばれた横浜の主将・筒香嘉智選手。現在本塁打と打点でリーグトップです。3冠は厳しいとはいえ、それでも打率はリーグ3位と好調です。また得点圏打率も4割近い率を残し、チームの勝利に貢献しています。クライマックスでも筒香選手の打席から目が離せません!

シーズンは残りわずか!狙うはセリーグ2位!!

以上、まだまだ書ききれないことが多いですが、追々記事にしていきたいと思います。CS進出が決まったといえ、シーズンはまだ続きます。現在3位のベイスターズですが、成績は67勝69敗と負け越しています。最低限、シーズンを5割以上で終わりたいところです。そして2位巨人との直接対決も控え、一つ上の順位も射程圏内。クライマックスも楽しみですが、まだまだシーズンも熱いです!

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