Jリーグはセカンドステージが始まり、各地で熱戦が繰り広げられています。ファーストステージでの順位はもちろん大事ですが、調子の出なかったチームは仕切りなおせるといった意味でも巻き返せるチャンスです。年間3位の浦和レッズと年間7位の大宮アルディージャのさいたまダービーが開催される今週。両チームの戦力や、見どころを私なりにまとめていきます。

昨シーズン、ファーストステージを無敗で制しながら、チャンピオンシップでは苦渋を飲まされ、年間3位に終わった浦和レッズ。チャンピオンシップ出場に向けて、セカンドステージは負けないだけでなく、勝ち続けなければいけません。ステージまたぎで連勝中の勢いそのままに2年ぶりとなる埼スタでのダービーを制することができるのか注目です。
キーマンとなるのはやはり、リオ五輪にもオーバーエイジで選出された興梠選手でしょうか。前線のきれいな連携での崩しの中心になるであろう選手かと思います。

昨年、J2リーグを制覇し、2年ぶりにJ1の舞台にかえってきた大宮アルディージャ。ファーストステージでは5位に食い込み、セカンドステージも1勝2分ながら負けなしを継続中です。ここにきてチーム得点王の家長選手と好調を支えていた和田選手をケガで欠くことになりますが、ペチュニク選手が調子をあげてきていて、こちらも楽しみです。大宮アルディージャとしても打倒浦和意識も高く、通算成績では大きく負け越してしまっていますが埼スタでは6勝8敗2分と五分の争いをしています。赤い悪魔を黙らせることができるのか、楽しみです。

今季初めて当日券の販売をしない予定ということもあり、勢いよくチケットが売れています。それに拍車をかけるように小中高生は全席種550円で販売しています。夏休み前最後の日曜日に気持ちよく夏休みに入れるのはどちらのサポーターなのか。意地のぶつかり合いで激しい試合になることが予想されます。週末の予定が決まらず悩んでいる方はぜひ、埼スタに足を運んでみてください。