エナジードリンクとは

エナジードリンクとは、国内では疲労回復効果が期待される栄養素が入った炭酸飲料のことです。日本ではエナジードリンクの定義や基準を定めた法律なく、清涼飲料水にカテゴリーされています。

医薬品または医薬部外品扱いである栄養ドリンクとは違い、エナジードリンクはパッケージに効果効能を表示できませんが、成分の配合量の表示も義務ではありません。

エナジードリンクの成分

エナジードリンクの成分は、メーカにより異なります。商品の裏面に記載されているため、確認して購入するとよいです。例えばリアルゴールドには、発育促進に効果のあるビタミンB2、皮膚炎に効果のあるビタミンB6、コラーゲンの生成のビタミンCが入っています。

カフェイン

カフェインは眠気覚ましや利尿効果が期待される成分で、エナジードリンクのほか、コーヒーやお茶に多く含まれています。効果は経口摂取後約1時間で発生し、カフェインを飲み過ぎの副作用は不眠、めまいが起こります。日本の1日の摂取基準は、成人300mgです。
配合されているカフェイン量はメーカーで異なりますが、レッドブルには解熱鎮痛薬1回分に相当する80mgのカフェインが入っています。

アルギニン

アルギニンは自然界に元からあるアミノ酸の1種で、荷電極性側鎖アミノです。食べ物では大豆、玄米、レーズン、牛乳に多く含まれ、体の滋養強壮を高め、成長ホルモンの分泌や男性機能の改善に効果があります。アルギニンは、江崎グリコのホームページによると1日に1〜8g程度の摂取でも効果があると報告されています。
モンスターエナジースーパーコーラはうなぎ24gに相当する265mg入りです。

ビタミンC

ビタミンCはコラーゲンを作るために必要な成分で、人は体内で生成することができません。ビタミンCが不足すると、貧血が起きやすくなたり、むしゃくしゃしたりします。1日に必要な量は、15歳以上で1日に100mgの摂取が目安です。
オロナミンCにはビタミンCが220mg含有されていて、いちご400gに含まれるビタミンC248mgに近い量を1本で摂取できます。

ナイアシン

ナイアシンはニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で、ビタミンB₃と呼ばれる水溶性のビタミンです。糖質やたんぱく質、脂質の代謝に効く栄養素です。魚介類、肉類、きのこ類に多く含まれますが、水溶性のため洗うときに栄養素が溶け出す恐れがあります。成人の1日の摂取量の目安は、15mgです。
ナイアシンの配合量もメーカーで異なりますが、レッドブルには1日の摂取量の目安7割相当量の11mgが配合されています。

エナジードリンクの効果

エナジードリンクの効果や効き目の代表例は、眠気覚まし、疲労解消、栄養補給です。商品により、美容効果やカロリーオフドリンク効果のあるエナジードリンクもあります。エナジードリンクを選ぶときは、独自の効果や効き目を確認してください。

眠気覚まし

エナジードリンクのカフェインには、眠気を感じたときに目を覚ます効果があります。徹夜や長距離ドライブで眠たいと感じているときに利用されます。強い効き目が感じられる眠気覚ましに特化した眠眠打破やメガシャキシリーズをはじめとするカフェイン多めのエナジードリンクも人気があります。
眠気の効果はメーカーや個人差がありますが、カフェイン効果の持続時間は400mgの摂取で8時間程度です。

疲労解消

エナジードリンクに含まれるアミノ酸には、疲れを感じなくなる疲労解消効果があります。だるさや倦怠感を軽減します。エナジードリンクを選ぶときは、アミノ酸が多く含まれている商品を選ぶことがおすすめです。成人は1日に4000mg以上のアルギニン摂取が必要で、レッドブルには100ml当たり120mg配合されています。
エナジードリンクのアルギニンの量は少なく、疲労感が取れない場合は専門家に相談してください

栄養補給

エナジードリンクに含まれるローヤルゼリーには、食事で不足している栄養素を補える効果があります。忙しくて食生活が乱れている場合は、エナジードリンクを利用してみるとよいです。エナジードリンクの原材料に使われるローヤルゼリーには40種類以上の栄養素が入っていて、栄養補助食品に使われています。ローヤルゼリーにしか含まれることのない更年期障害に予防に効果のあるデセン酸あれば、不足している分を補えます。

飲みすぎに注意!

エナジードリンクの飲み過ぎは体に悪く、目安はエナジードリンク350mlを飲む場合、1回あたり1本、1日2本を意識しないといけません。エナジードリンクに含まれるカフェインは、一度に大量に摂取すると健康に問題が生じます。吐き気や胃痛を感じるほか、命を落とした例もあります。エナジードリンクに書かれている容量を守らないといけません。

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