65年ぶりの新規参入

プロ野球では、2軍の公式戦がイースタン・リーグ7球団とウエスタン・リーグ5球団に分かれて行われていますが、野球のすそ野を広げることを目的に2軍の試合に参加する新たな球団を公募していましたが、静岡市を本拠地とする球団の創設を目指す「ハヤテ223」と、独立リーグ BCリーグの「新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」の2つの球団が来年から2軍の試合に参加することが内定しました。

参加が内定した2球団は今後、準備を進め、11月に行われるオーナー会議で進捗状況を報告し、問題がなければ正式に参加が決定し、「ハヤテ223」がウエスタン・リーグに、「新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」がイースタン・リーグに参加するということです。

国内のプロ野球では65年にわたって12球団で行われてきましたが、2軍ではあるものの来シーズンから14球団に拡大してリーグ戦が行われることになります。

「ハヤテ223」

「ハヤテ223(ふじさん)」は、東京で金融業やベンチャー企業への投資事業などを手がける「ハヤテグル-プ」を親会社とする新球団で、チームに参加する選手や監督は決まっていません。

今後、プロ野球を戦力外となった選手を集めたり、トライアウトを行ったりして、具体的なチーム作りを進めることになります。

来年3月から始まるリーグ戦を前に十分な戦力を整えることができるのかが課題です。

「新潟アルビレックスBC」

「新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」は、サッカーJ1「アルビレックス新潟」の経営者らが発起人となり2006年に設立した野球のクラブチーム。

これまで独立リーグ・BCリーグに所属し、以前はヤクルトの高津臣吾監督も指揮を執ったことがあるほか、DeNAでプレーする知野直人選手など、プロ野球にこれまでに7人の選手を輩出しています。

10年以上にわたり独立リーグの球団として運営してきた実績があり、1から選手やスタッフを集める必要がないことがメリットです。

その一方で、BCリーグのおよそ2倍にあたる年間140試合を運営する体制の整備や県外での試合も増えるため遠征費や宿泊費など資金の工面、それに戦力強化をどのように進めていくかなど課題が残っています。

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