オーストラリアとニュージーランドで行われているサッカー女子のワールドカップ。我らが日本代表「なでしこジャパン」が、強豪のスペインに4対0で快勝し、1次リーグ3連勝でグループ1位で決勝トーナメント進出を決めてくれました。

なでしこジャパンは、8月5日に行われる決勝トーナメント1回戦で、グループAの2位のノルウェーと対戦します。

世界ランキング11位で9大会連続9回目のワールドカップ出場となる「なでしこジャパン」は、1次リーグ初戦で世界77位のザンビアと対戦。

前半終了間際の43分に、右サイドの藤野あおば選手からのクロスに、走りこんできた宮澤ひなた選手がダイレクトで合わせて日本が先制。後半は日本のゴールラッシュとなり、5対0。ザンビアに1本もシュートを打たせずに快勝。白星スタートを切りました。

二戦目の相手は、世界36位のコスタリカ。

序盤から主導権を握った日本は、前半25分、左サイドでパスを受けた猶本光選手がシュートを決めて先制。そして2分後には19歳の藤野あおば選手が右サイドを突破し、角度のない位置からシュートを決めて追加点。このゴールで藤野選手は日本代表として男女通じて初めて10代でワールドカップでゴールを決めた選手となりました。

その後、点こそ奪えませんでしたが終始攻め続け、2対0で勝利。1次リーグ2連勝で勝ち点を「6」とし、このあと行われた試合でスペインがザンビアに勝ったため1試合を残してグループCの2位以上が確定したことで、日本の決勝トーナメント進出が決まりました。

1次リーグ最終戦は、グループ一位をかけ、世界6位のスペインと対戦。

序盤からスペインにボールをキープされる展開となりましたが、前半12分、左サイドでボールを受けた遠藤純選手のパスに宮澤ひなた選手が抜け出し落ち着いてシュートを決めて先制。

その後もスペインにボールを保持されましたが、日本は集中した守備で決定機を作らせず、着実に加点。強豪のスペイン相手にに4対0で快勝し、5回目の対戦でスペインから初勝利。日本は1次リーグ3連勝で勝ち点を「9」に伸ばし、グループCの1位で決勝トーナメントに挑みます。