野球の「フレーミング」とは
野球用語の「フレーミング」についてご紹介します。
フレーミングとは
フレーミングとは、ストライクかボールか判定が微妙なボールを、ストライクに見せるための捕手の捕球技術のことです。
捕球する際に体やキャッチャーミットを動かして、自分が有利な方向に審判のジャッジを誘導する行為とも言えます。審判も人間である以上、キャッチャーの誘いに乗せられ、ボール気味の球をストライクと判定する場合もあります。
際どいコースにボールが来た場合、ストライクになるかボールになるかの審判の判断一つで、試合展開が変わる可能性もあります。そのため、キャッチャーがストライクを取ってもらうための技術のひとつとして「フレーミング」があります。
逆にストライクゾーンに来たボールでも、ボールの勢いに負けてボールゾーンで捕球したと審判に判断されるケースもあるくらいなので、捕球技術のより、試合が大きく左右されるともいえます。
フレーミングの効果
フレーミングを使うことによる効果はさまざまですが、その効果はとても大きく、場合によってはたった一球のジャッジによって、試合が決まってしまうほどの力を持っていると言えます。
際どいボールがストライクに
ストライクゾーンとボールゾーン、ギリギリのコースへ来たボールは、審判によって判定にバラつきが出るので、なるべくストライクとジャッジしてもらうために、フレーミングが使われます。
フレーミングを活用することで、相手バッターに対して有利なカウントで勝負ができるようになります。ピッチャーも良い心理状態でピッチングができるようになります。
ピッチャーへ安心感を与える
ストライクとジャッジされても問題ないボールでも、キャッチングが上手くないとボールと判定される可能性があるので、フレーミングの目的は、ストライクボールをしっかりとストライク判定してもらうための技術でもあります。
あからさまなボール球を、あたかもストライクに見せるような行為は、審判をだます行為となるので、審判がキャッチャーに対して抱く印象は悪くなり、バッテリーに不利なジャッジをされる可能性も出てきます。
ピッチャーが投げた良い球を正確にジャッジしてもらうようにフレーミングを行うことで、ピッチャー自身の安心感に繋がります。
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