みなさんはアメリカメジャーリーグで
【私を野球に連れてって】が流れる事は、
ご存知でしょうか?
日本では各選手の応援歌があったり、
鳴物で盛り上がったりしますね。
しかし、メジャーリーグでは試合中に鳴物がなったりはしませんね。
しかしこの【私を野球に連れてって】は7回に球場で流れます。
今回はそんな【私を野球に連れてって】を少しですが、紹介したいと思います。

私を野球に連れてって

『私を野球につれてって(Take Me Out to the Ball Game)』(テイク・ミー・アウト・トゥー・ザ・ボールゲーム)は、1908年に発表されたアメリカ野球ファンの愛唱歌。

アメリカMLB(メジャーリーグ)の試合では、7回裏の開始前に設けられる小休止の時間「セブンス・イニング・ストレッチ(seventh inning stretch)」中に、スタンドの観客らが立ち上がってこの曲を歌いますね?

出典:YouTube

メジャーリーグを見た事ない作詞家、作曲家

作詞はジャック・ノーワース(Jack Norworth)、作曲はアルバート・フォン・ティルザー(Albert Von Tilzer)。作曲当時には、作詞者・作曲者ともに実際のメジャーリーグの試合を見たことがなかった。作曲者のティルザーに至っては、当時は野球のルールすら満足に把握していなかったそうです。

作詞者のノーワースによれば、ニューヨークの地下鉄車内で見かけた野球試合の広告を見てインスピレーションを受け、野球場の最寄り駅に到着するまでの間に即興的に作詞したといいます。

セブンス・イニング・ストレッチ

セブンス・イニング・ストレッチ(seventh inning stretch)とは、アメリカMLB(メジャーリーグ)の試合における、7回裏の開始前に設けられる小休止の時間のことです。

「ストレッチ stretch」の文字通り、観客は立ち上がって背伸びをしたり、スナックなどの食べ物や飲み物などを買い求めて一息入れる。試合を行う選手にとっても軽い休憩の時間となります。

出典:YouTube

流れるきっかけ

シカゴの名物実況アナウンサーとして有名なハリー・ケリー(Harry Caray/1914–1998)氏。

彼がシカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)の実況アナウンサーだった頃、セブンス・イニング・ストレッチの休憩時間になると、よく実況ブースで『Take Me Out to the Ball Game』を一人で口ずさんでいたといいます。

ある時、当時のホワイトソックスのオーナーBill Veeck Jr.氏が、ケリー氏が歌を口ずさむ様子を目にし、休憩中も実況ブースのマイクをオンにさせて、球場全体にケリー氏の歌が聞こえるように用意させました。

その後ケリー氏はシカゴ・カブス(カブズ/Chicago Cubs)の実況アナウンサーとなると、今度は彼自身が球場全体を煽るように、セブンス・イニング・ストレッチの間に『Take Me Out to the Ball Game』を先導して歌うようになり、この慣習はシカゴ・カブスの恒例行事となっていきました。

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