はじめに

NPB(日本野球機構)ではいろいろな記録が残っています。
今回は暴投を多く投げたピッチャーにスポットライトを当ててみたいと思います。暴投=ワイルドピッチなのでピッチャーの責任として記録が残っているので、暴投した回数が多いピッチャーベスト3を紹介したいと思います。

1位 村田兆治 148暴投

村田 兆治(むらた ちょうじ、本名:村田 長次(読み同じ)、1949年11月27日 - )は、広島県豊田郡本郷町(現・三原市)出身の元プロ野球選手(投手)・コーチ、解説者・評論家。

現役時代は東京オリオンズ→ロッテオリオンズで活躍した。そのダイナミックな投球フォームは、「マサカリ投法」と呼ばれていた。

通算暴投数148は日本記録で、2位を30個以上も引き離している。これほどの暴投数を記録した要因は、村田のフォークボールが非常に鋭いものであったのもさることながら、捕手とサインを交わさず自分で投球を組み立てていたため、いつフォークボールが投げられるか捕手に予測しきれなかったことが一番大きいという。
対戦したバッターもフォークとわかってても打てなかったと言う伝説もあります。

2位 石井一久 115暴投

石井 一久(いしい かずひさ、1973年9月9日 - )は、千葉県千葉市若葉区出身の元プロ野球選手(投手)。左投左打。現在は吉本興業の契約社員。マネージメントは吉本興業スポーツ部。

約156km/hの速球に加え、カーブとも呼ばれるほどの独特の大きな変化を見せるスライダー(スラーブ)、フォークを武器とする。2001年までの通算奪三振率9.70と奪三振が多く、1998年には日本記録となる奪三振率11.047を記録した

2001年までの通算与四球率4.65と制球力に難があり、1998年にはセ・リーグのシーズン最多記録(達成当時はNPB最多記録)となる20暴投も記録している。

左ピッチャーのスライダーはキャッチャーからしても取りづらい球ですね。

3位 新垣渚 101暴投

新垣 渚(あらかき なぎさ、1980年5月9日- )は、沖縄県那覇市出身の元プロ野球選手(投手)

長身で投げ下ろすゆったりとしたスリークォーターから投げる平均球速約147km/h、最速156km/h(プロ入り後の最速は155km/h)のストレートとスライダー、フォークを武器とし、通算の奪三振率8.85と奪三振が多い。他にツーシーム・ファストボール、カットボール、カーブも投げ分ける特に縦のスライダーのキレは球界随一とされ、バニッシュボール(vanish=消える)とも称された。

ソフトバンク時代の2007年には、一軍公式戦でのシーズン通算暴投数がNPB新記録の25に達するなど、制球に苦しんだ。

縦のスライダーはホームベースの手前で曲がったり、キレが良すぎる反面キャッチャーも捕球に苦しんだ。

最後に

どの投手もただコントロールが悪いだけではありません。
勝負球、決め球のキレが他のピッチャーに比べると大きかったのもあります。プロのキャッチャーも取れなければ仕方ありませんね。

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