みなさんはプロ野球界でストライキが行われたのご存知でしょうか。
このストライキが行われた事で、
今も12球団で野球が行われて言ってもいいでしょう。
今回はそんなプロ野球のストライキについて少しですが紹介したいと思います。

プロ野球のストライキ

日本のプロ野球でストライキが決行されたのは1度だけですね。
2004(平成16)年9月18、19日の2日間です。
この間、計12試合が中止となりました。
その発端は経営不振が続いていた近鉄をオリックスに合併するという案。
選手会が反発する中、次にダイエーとロッテも合併し、10球団1リーグ制に移行するという構想が明らかになりました。
選手会は大量の選手が解雇されることを理由に近鉄の存続と12球団の維持を訴えて対立。
9月9日と10日の交渉では結論は先送りされて9月11、12日のストは直前で回避されました。
しかし翌週の2回目の交渉は決裂。ついにストが実施されたのです。
ストの間、球場では各選手がサイン会などファンのためのさまざまなイベントを実施。

出典:YouTube

2リーグ制の維持

一方の経営者側はこのストによって初めて試合を中止する損失の大きさに気づきます。
さらに楽天などが球界への新規参入を表明。ダイエーとロッテの合併が消滅して1リーグ構想の前提が崩れたこともあって、一気に交渉が進みました。
経営者側は当初渋っていた楽天の新規参入を受け入れ、12球団2リーグ制を維持することに。
現在のプロ野球の姿があるのは、2004年のストのおかげでもあるのです。

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