「体幹」を鍛えよう

「体幹」とは、一般的にカラダの中心となる部分で、腹筋、背中や腰周りも含めた胴体部分全般を指しています。この部分にかかる圧力を「腹圧」と言い、腹腔内の圧力で排便・排尿を助けるほか、女性の出産の際の原動力にもなるそうです。「体幹トレーニング」はこの胴体部分を中心としたトレーニングになります。

腹筋運動だけでなく、背中や腰周りも含めた胴体部分全般を鍛えるトレーニングとなりますね。ただ、もちろんその部分だけ鍛えるのではく、胴体部分からパワーを発散するように意識を向けつつ、手、腕、脚、頭という構成部位が体幹(胴体部分)と繋がっていることを意識することが「体幹トレーニング」には大切なんだそうです。

体幹トレーニングの代表的なプランクやスクワットも、お腹を中心にドローイング(お腹を腰に引き寄せ体幹を意識)した状態で動作すると疲れづらく、負担も少なく構成部位が鍛えられます。

体幹を鍛えると、痩せやすい身体に

体幹部には、エネルギー燃焼力の高い「赤筋(せっきん)」が多く存在します。赤筋は、骨格や姿勢の維持のために働き、基礎代謝も司る筋肉を言います。つまり、体幹トレーニングでこの部位を刺激することで、基礎代謝が向上し、痩せやすい身体に変化しやすくなります。

さらに、体幹が鍛えられて安定してくると、動作が大きくなるので、その分筋肉への刺激も大きくなり、熱が産出され体脂肪が燃えやすくなるんです。

体幹を鍛えると、姿勢が良くなる

体幹は、胴体周り、つまり体の中心にある筋肉ですから、ここを鍛えることで1本の軸が通ったようになり、自然と背筋が伸びます。この姿勢をキープする腹筋や背筋も鍛えられるので、普段の姿勢が抜群によくなります。

また、お腹を使い、ドローイング状態で体幹を意識できていれば、大腰筋(腰から太ももに繋がる大きなインナーマッスル)から脚を上げ下げするようになるので、ほどよく引き締まったすらりと細い脚を目指すことができます。

体幹を鍛えると、疲れにくい身体に

「体幹トレーニング」は、体の土台となる筋力をつけるためのトレーニングなので、基礎体力が付き、疲れにくい体になります。また、内臓を支える大腰筋を鍛えるので、内臓の働きもよくなり、消化不良や食欲不振なども改善されます。

また、筋肉量の多い体幹部分を鍛えるので、基礎代謝はアップし、ある程度の食事量を食べていても太りにくくなります。

体幹を鍛えると、ぽっこりお腹にも変化が

腰から太ももに繋がる大きなインナーマッスルであり、背骨や骨盤を支える大腰筋を鍛えるからです。この大腰筋が衰えてしまうと、骨盤の角度が曲がり内臓が下に押しつぶされ、ポッコリお腹になってしまうのです。つまり、体幹トレーニングで大腰筋を鍛えると、骨盤が正しい位置に戻り、内臓も本来の位置に戻り内臓が活性化されたり、ポッコリお腹がペタンコにお腹に変化するのです。

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