年齢とともに太る理由がある

食べる量や運動量など生活は大きく変わっていなかったとしても、年齢とともに体重が増えて、悩んでいる方は多いと思います。実は、年齢とともに、身体は痩せにくく太りやすくなる傾向があるんです。これは若い頃に比べて「基礎代謝」が落ちてしまうからなんです。

「基礎代謝」は、生きるために必要な活動を維持するためのエネルギーで、身体は生きるために日々様々な活動を行っています。これは手足を動かしたり、頭を使ったりすることだけでなく、臓器や脳もまた、生きるために呼吸をしたり、食べ物を消化しています。

基礎代謝は体型の維持に大いに関係があります。基礎代謝は運動しなくても消費されるため、基礎代謝を上げることが痩せやすく太りにくい身体を作るためのポイントとなっています。特に多くのエネルギーを消費するのが筋肉で、全身の基礎代謝のうち、約22%が消費されます。ダイエットのために筋力を増やすべきと言われるのはこれが理由です。

加齢による体重の崩れは元に戻しにくい

加齢によって崩れた体型は、なかなか元には戻りません。これは若い頃に比べて全身に脂肪がつきやすいうえに、基礎代謝も下がっているので、自然に痩せることが難しいためです。

また、痩せるために食事を減らすと、栄養不足に陥る危険があるので注意しましょう。栄養不足は万病の元ですし、無理なダイエットは危険です。食べないことによるストレスも大きな影響があります。

太りにくい身体を維持するために

高齢になっても、痩せやすく・太りにくい身体を維持するためには、筋肉量を増やし、使い続ける必要があります。高齢になって筋力が落ちるのは、運動量が減り、若い頃よりも筋肉を使わなくなったためです。使わない筋肉ほど、脂肪に変わりやすくなってしまうんです。

日頃から筋肉を使っていれば、筋肉量は減りにくく、体重は増えにくくなり、基礎代謝量の著しい低下も防ぐことができます。痩せやすく太りにくい身体を目指すなら、普段から筋肉をしっかり意識して使うようにしましょう。

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