スポーツの現場で暴力がなぜなくならないのか。
スポーツ暴力相談過去最多 体罰減、暴言は増加傾向にあるそうです。
最近の実情は
スポーツ界の暴力パワハラ問題で、日本スポーツ協会が設置した窓口への相談件数が2022年度は、18日時点で過去最多290件に上り、内訳では体罰など暴力が減る一方、暴言が増加傾向でパワハラ(無視、差別、罰走など)と合わせて過半数を占めるそうです。
被害者は小中高生で6割を超える実態も判明し、不適切な指導が根強く残る現状が浮かび上がりました。
日本スポーツ協会が統計を取り始めた14年度以降、相談件数は新型コロナの影響があった20、21年度を除いて年々増加にあるようです。
不正のトライアングル
例えば、ある選手の態度が気に入らない(動機)、第三者の目が届かない(機会)、暴力をふるうことがその子の未来のためになる(正当化)。「動機」「機会」「正当化」。この3つがそろったときに暴力やハラスメントが起きるという理論。
行き過ぎた勝利至上主義も暴力を生む一因とされています。強豪校と呼ばれる私学の監督、コーチは「結果」を求められる。大会で勝つことによって学校の名前を広め、生徒を集める。そういった構図が変わらない限り、現場の指導者に重圧はかかる。スポーツを使って別の目的を達成しようとする仕組みが、トライアングルの「動機」につながる可能性もある。
プレーヤーズセンタードという概念
プレーヤーを中心とし、関わる周囲の人間も互いに学び続けながら成長しようという考え方であり、従来のアスリートファーストでは、セカンド、サードは何か、となる。保護者や指導者などの「アントラージュ(仏語で取り巻きや環境を意味)」が我慢してアスリートを最優先で支えるのではなく、あくまでも全体で高め合う場をつくろうという構図です。
浸透していくために必要な構図は、その場に関わる人、全てがフェアプレー精神を持つことです。他者をリスペクトし、「最高のパートナー」と捉える。欲望や感情をコントロールする「自制の作法」を身に付け、寛容の精神を持つことも求められます。
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