歴史

タップダンスは、「タップス」と呼ばれている靴で床を踏み鳴らしながら踊るモダンダンスの一種です。「タップス」には、靴底の爪先とかかとにタップチップと呼ばれる金属板が付いているため、音が鳴る仕組みになっているようです。
18世紀、奴隷としてアメリカに連れて来られたアフリカ黒人たちは、文化や家族、言語などのあらゆる自由を奪われてしまいました。
ドラムのリズムに合わせたダンスも、彼らに残された唯一の楽しみであり、労働の活力だったそうですが、それすらも白人たちは禁止してしまいます。
すると、黒人奴隷たちは、ドラムの代わりに靴でリズムを取るようになったのです。
これが、タップダンスの元になったと言われています。

特徴

①フリースタイル
タップダンスで重要なのは、足で音を奏でること。上半身は、シンプルなフリースタイルの振り付けが多いそうです。
指先までキレイに伸ばして踊るモダンダンスや、崩して踊るヒップホップダンスと違って、タップダンスにはそのような制約が無いためです。

②足で床を鳴らす音
爪先と踵にタップスと呼ばれる金属板を付けたタップシューズを履いて、タップボードの上で踊ることで、この音が生まれるのです。タップボードを置くスペースさえあれば、ダンスの練習ができる点が、他のジャンルと大きく異なります。
タップダンスはジャンルに分けると、モダンダンスのひとつに分類されるそうですが、「抑圧された貧しい人々が生んだ、魂を表現するダンス」という意味では、ストリートダンスの成り立ちと似ているとも言われています。

③リズム感
怪我を防ぐという点で柔軟な身体を作ることは大切ですが、タップダンスの振り付けには、柔軟性が大きく問われないそうです。それよりも大切なのは、自分の身体そのものを楽器として音楽を奏でていくのでリズム感です。

そんなタップダンスですが大きく分けてジャンルが二つあるそうです。

■シアタータップ
ミュージカル映画で踊られるスタイル。
音楽に合わせて踊る印象が強くなります。
足元で単純なステップを踏むだけでなく、身体全体の動きも重視するので、ステージ映えする華やかな動きが多めです。

■リズムタップ
ビートを重視したスタイル。
ダンスを踊るというよりも、楽器を演奏するかのように、メロディーのあるステップを踏みます。ステップのバリエーションが豊富で、表現の自由度が高い一方、細かく複雑なリズムを刻めるかが重要になるので、上半身の動きは少なめです。

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