みなさんはスタットキャストという言葉を聞いた事はありますでしょうか?
日本ではまだあまり聞き慣れてない言葉かもしれませんが、アメリカメジャーリーグでは導入されてますね。
今回はそんなスタットキャストについて少しですが紹介したいと思います。
スタットキャスト
スタットキャストとは、ボールを追尾するレーダー「トラックマン」と、人の動きをカメラで捉える「映像解析システム」を統合したITシステムです。メジャーリーグ中継で表示されるデータは、「トラックマン」「映像解析システム」の両データを元に表示されていますね。
スタットキャストはよくトラックマンと混在されるが、実はトラックマンは「スタットキャストの一部」なんですね。
取得出来るデータ
■投球データ
・球速
・回転数
・ボールの変化量
トラックマンで測定されます。回転数が注目されがちですが、それだけではなくボールの変化の大きさを測定することもできます。
■打撃データ
・打球の速度
・打球の角度
・打球の飛距離
トラックマンで測定されます。メジャーリーグの打者は、長打になりやすい打球の速度と角度を示す「バレルゾーン」への打球を意識しています。
■ランナーデータ
・打撃してから各塁までの到達時間
・最高速度
・リードの大きさ
映像解析システムで測定されます。リードを含めた「客観的な走力」を数値化することができますね。
■守備データ
・打球に到達するまでの距離
・野手が投げた球速
・捕手から各塁への送球時間
映像解析システムで測定されます。エラー数だけでは測れない外野手の捕球能力を測る指標も登場していますね。
出典:YouTube