
ACL、2023年は秋春制を採用!Jリーグはどうなる?
アジアチャンピオンズリーグが今後秋春制を採用することが決まりました。
この決定でJリーグも変わるかもしれません。
アジアチャンピオンズリーグが秋春制に!
アジアサッカー連盟(AFC)は25日、春秋制で実施されているAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の大会方式を、2023年から秋春制に変更すると発表しました。
これはヨーロッパの主要リーグやチャンピオンズリーグに、シーズンの開始時期や移籍期間を合わせることで、加盟国の各クラブが優秀な指導者や選手を獲得する機会を増やす目的とのことです。
これまでは春秋制だったアジアチャンピオンズリーグ
前身のアジアクラブ選手権から大きく変わり、2003年大会から、ACLは原則として2月もしくは3月に開幕し、11月に決勝が行われる春秋制で実施されてきました。
これが2023年から、ヨーロッパの主要リーグやクラブ王者を決めるUEFAチャンピオンズリーグと同じく9月に開幕。年をまたいで4月もしくは5月の決勝で幕を閉じる秋春制に変更されることが決まりました。
この変更でJリーグはどうなる?!
この決定はJリーグのシーズン制変更にも影響する可能性があると言われています。
現在、Jリーグは2月に開幕、12月に閉幕(今季はカタールW杯開催のため前倒しの11月)の春秋制を採用していますが、今後ACLが秋開幕となると、1次リーグを突破したJクラブは1月のオフシーズンを挟み、決勝トーナメントは同一大会で選手が移籍などで入れ替わることになります。大会開催中で長期のオフを取ることも難しくなるなど、選手のコンディション維持にも問題が出てきます。
Jリーグでは過去にも、秋春制への移行は議論されてきました。世界のカレンダーと合わせることで、代表チーム同士の親善試合が組みやすくなる点などメリットは多いですが、12、1月に試合が組まれると、雪国では練習や試合、及び観戦環境が整わないことなどを理由に多くの反対意見もあり、これまで実現に至りませんでした。
アジアでは韓国や中国の東アジア勢は日本と同じ春秋制となっていますが、カタールなど中東勢はすでに秋春制を採用しており、東南アジアのタイも新型コロナウイルス感染拡大の中断期を利用し、2020年から秋春制に移行しています。今後、Jリーグの決断も気になるところですね。