FAで選手に移籍されたチームは痛手でありますが、出ていかれるばかりでないのが、日本のFA制度です。

人的補償とプロテクト

A・Bランクがの選手が移籍された場合の人的補償とは、移籍したチームから旧チームは選手を1人獲得出来る事を人的補償と言われます。

ただし、誰でもお好きにというわけではなく、FA移籍先の球団は、「この選手は人的補償の対象外」とする獲得対象外の選手28名をリストアップできます。これがプロテクトです。
そしてプロテクト選手をリストアップし作った名簿がプロテクト名簿ということになり、この名簿をFA宣言選手と契約締結を公示された日から2週間以内に、旧チームへ提出する事になります。

旧チームはその名簿を見て、人的補償ありの補償にするか、人的補償なしの補償にするかを決める事ちなります。

頭も悩ますプロテクト

プロテクト28名とは、誰が考えたかわかりませんが、本当に絶妙な人数だなというのが個人の感想。

FA選手を獲得したチームのファンは、ネットなどで独自にプロテクト28名を考えて公表したりとしていますが、たいていは2・3名は勿体無いという選手がプロテクト漏れをしてしまいます。

過去には巨人が横浜ベイスターズから村田選手を獲得した際に、工藤公康選手が、プロテクトから漏れて横浜が獲得。

ソフトバンクがオリックスから寺原選手を獲得した時は、怪我でシーズン投げていなかった、チームの守護神馬原投手を、怪我明け選手はとらないと踏んで、プロテクトから外したら、オリックスが獲得。

阪神はロッテに、数年前の高校生ドラフト1位で獲得した高濱選手を取られたりと、人的補償起きる大物・期待の若手の移籍などあり、プロテクト名簿作る2週間は、お互いのチームの情報戦が水面下で激しくやり合っているのが想像できます。

ファンでも論争が起きるプロテクト名簿

FA選手獲得後のプロテクト名簿は公表される事がないので、ファンの間でも誰をプロテクトして誰を外すかで論争が起きたりしますね。

だいたいがあと3人ぐらいのことで意見が分かれてきますね。
これもまたオフの楽しみといっても良いかもわかりませんね。

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