遊びながら鍛えるコーディネーショントレーニング
愉しく遊びながら運動神経を鍛えることが出来るコーディネーショントレーニングについてまとめました。
コーディネーショントレーニングとは
神経系に視点を置いたトレーニング方法で、『動きやすい身体をつくる』『自分の身体を思い通りに動かせるようになる』ことを目的としてます。トレーニングと言っても、筋力トレーニングのようなものとは違い「遊び」の中から鍛えていけるもの。自宅でも気軽にできるそうです。元々、旧東ドイツにおいてトップアスリート育成の為に研究・開発されたトレーニング方法です。「運動神経とは何か」が研究の発端だったと言われています。
7つのコーディネーション能力
①バランス能力
すべての運動のレディネス【前提条件】であり、2足歩行の人間にとって必要不可欠な動きの基礎となる重要な能力。移動中にバランスをとり姿勢を保つのもそうですが、ボールを避けるなどバランスを崩したところから姿勢を素早く立て直す能力でもあります。
②反応能力
予測した、または予測しなかった合図などの刺激に対して、素早く身体を動かす能力です。
③定位能力
自分自身と他者との位置関係を正確に把握する能力。鬼ごっこやサッカー、バスケットボールなどで味方や相手との距離感を掴むことで鍛えられていきます。
④リズム能力
目や耳などの五感で、音楽や相手の動きなどの刺激を感知し、その刺激に無駄なく自分の動きを合わせる能力です。動きの真似をする際にも必要となる能力です。リズム能力が高い子どもは真似するのもうまく、運動の上達も早いです。
⑤変換能力
素早く動きを切り替えたり、同調させたりする能力。
⑥分化能力
自分と道具との距離感を正確に把握し、上手に扱う能力。
⑦連結能力
2つないし、3つの複数の動きを無駄なく同調させる能力。
効果
①情動面の改善と開発
コーディネーショントレーニングをした時とよく似た運動でコーディネーション能力を要しない単純運動を交互に繰り返し行ったところ、コーディネーショントレーニングは単純運動に比較して中枢神経である前頭連合野をはじめ、小脳など脳の働きをより活性化させるというデータが得られました。
②動きの習得速度が速くなる
コーディ―ネーショントレーニングでは、さまざまな動きを組み合わせて行うことで、動きの神経回路をたくさん発生させます。ですから、スポーツで必要ないろいろな身体の使い方や動き方をマスターするスピードが速くなります。
③ステレオタイプ化の予防
コーディネーショントレーニングでは、同じ動き反復するのではなくて、変化を持たせながら反復しますので、自然と応用力が身につくようになり、新しい発想がどんどんできるようになります。
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