ウォーキングによる効果
4月からの新生活や環境の変化による疲れが出てくる、いわゆる“五月病”で意欲が低下してしまった人もいるかもしれません。今回はウォーキングによる効果についてまとめました。
年々減っている日本人の歩数
日本人の歩く量(歩数)は、年々減少傾向にあるそうです。厚生労働省の「国民健康・栄養調査(平成28年)」では、日本人の1日あたりの平均歩数は、成人男性が「6984歩」、成人女性が「6029歩」となっています。今から15年前の平成15年には男性が7503歩、女性が6762歩だったので、実に500歩以上も減っています。特にコロナ禍で在宅ワークになった方も増えているので、更に歩数は減っていると言われています。
理想的なウォーキングフォーム
ウォーキングをする際に特に重要なのは、姿勢です。上半身を真っすぐに保ち、横から見たときに耳・肩・腰・骨盤が一直線になるのが理想のフォーム。足を開いた際にも、身体の中心の軸がぶれないよう気をつけましょう。「上から吊るされている」ようなイメージで、1cmほど身長を高く見せる意識を持つと、自ずと“いい姿勢”が保たれます。また、姿勢がよくなれば、着地の際にかかとから地面を踏む形となり、目線も自然と上がってきます。
ウォーキングによる効果
心地よいと感じる強度で有酸素運動を続けることによって、セロトニンなどの神経伝達物質(神経と神経で連絡を取り合う物質)が分泌されます。
セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、脳の中で感情や記憶を司る部分にセロトニンが伝達すると、精神的な落ち着きが得られると言われています。言い換えれば、セロトニンなどの神経伝達物質が不足した状態だとストレス過多になりやすく、最悪の場合はうつ病などにつながると言われています。余暇に運動をしている人は抑うつ状態になりにくいということも言われていますので、仕事上のストレスが高い人こそ余暇での運動を積極的に取入れたほうがよさそうです。
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